鴨川食堂おかわり 小学館文庫

柏井壽(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2015/11/06
• JAN: 9784094062281

商品レビュー

2024/10/20

食を探してほしい人が来店→とてつもなくおいしそうな「おまかせ」を食べる→こいしちゃんに探してほしい食について説明→二週間後に再来店し思い出の味を流さんの解説付で食す

１巻に引き続き、どの話もこのパターンで進むので、一気読みより何かの合間にほっとするために読むほうが合ってるかなと。

いろいろな背景を持つ人が訪れるけれど、嫌～な気持ちで終わる話はひとつもないので食って偉大だ。

2024/08/17

食探しをしてくれる探偵事務所「鴨川食堂」第二弾！

父の味を探す「海苔弁」
祖父が孫のために作った味を探す「ハンバーグ」
交通事故で亡くした息子のために探す「クリスマスケーキ」
亡き母の味を探す「炒飯」
夢を追いかけていた時の味を探す「中華そば」
成功の味を探す「天丼」

前作と同様にパターン化されたストーリー。
とにかく最初の「おまかせ」が美味しそうで、食べたい。
依頼人の食を探すのだけれど、肝心の探している最中の描写はなく、結果だけが語られるのでやっぱり物足りない。
おそらく探す過程が一番面白いと思うのに。

確かに今は亡き人や店の味を探して再現して欲しいという依頼はわかるけれど、まだ生きている父親の味を探させるというのが解せない。
事情はあるだろうけれど、自分で探せるだろうと思ってしまう。
食と人間ドラマを掛け合わせているからしょうがないか。

人気シリーズということで、再度次回に期待！

2022/06/07

■ Before（本の選定理由）
人気シリーズの2冊目。
前作の終盤はワンパターンで食傷気味だったけど。。

■ 気づき
もう食探しとかはあまり関係なく、依頼人の心の旅の手助けという様子。しかしストーリーはよく練られているし、実際感動する。けどもこれを続けてどうしたいのか？兆しのようなものが欲しかった。

■ Todo
丁寧に生きること。そして美味いものは人を笑顔にする。