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親の「平穏死」を見届ける これが最後の親孝行 徳間文庫カレッジ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2015/11/06 |
JAN | 9784199070457 |
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親の「平穏死」を見届ける
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親の「平穏死」を見届ける
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
死期が近くなると自然と枯れて行く…と言うところにハッとさせられた。 いつその時が来ても大丈夫な様に、日頃から親との関係性を見直しておきたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は最近入試で物議をかもした東京医大の出身(いえ、だからどうってことありませんが)2011年に著した『平穏死 10の条件』という著書及びこれに関連した講演会などで関西地域の介護関係者の間では、超有名な医師だ。 かれが主張するのは「平穏死」、つまり、終末期に無理な延命治療を行わず、人間としての尊厳を保ちながら静かに死を迎えるということ。そのためには「自分で選んだ場所(概ねは自宅)で死ぬことが最上の逝き方」ということ。でもこのことについて最大の障害となるのが本人の「家族」であることが多く、何とか送る側である家族の意識を変えよう、というのが本書の目的と言える。 かれの言う平穏死の要件とは、①最後を迎える場所が「患者本人の希望する場所」であること②緩和医療がきちんとなされ、「苦痛がない(少ない)」こと③楽しみや笑いがある「穏やかな生活」を送れていること④患者本人が「死の恐怖に怯えていない」こと⑤患者本人も家族も「現状に満足している」こと、だそう。確かに、終活ゼミなどに集まる人たちのほとんどは、病院でチューブだらけになって死ぬのは嫌で、家で死にたいと言う。そのこと自体に反対しようとは思わないけれど、「死」のありようは十人十色、というより百人百色、ううんもっとバラエティに富んでいる。親と子の関係だって複雑怪奇極まりない。子どもがみな、親に「平穏死」を与えようと思っているか?というと極めて怪しいと思う。本書の中でも、延命治療の選択にあたって自分では是非が言えず医師に任せようとする子どもの姿が「死の外注化」というなんともやりきれない言葉で表現されている。そうなったら医師は延命手段を取るのが普通だろう。だってそれが「医療」だもの。 だからこういう本があると、病院で看取ることは「悪」と勘違いする人が介護する側にもされる側にもきっと少なからず出てくるであろうことに危惧を覚える。病院で死ぬことは決して悪いことじゃないし、入院させて看取ることだってそう。親の死を正面切って受け止めることは、とってもとっても難しい。 自分の経験から言っても、クモ膜下出血で脳機能をやられた後に手遅れのガンが見つかった母、COPDを病みながらも静かに老衰で逝った父、ガンの脳転移で最後の2週間だけ自らを失ったようになって逝った叔母、それぞれに看取り方は違った。ただ、幸いなことに、全員この本にあるような無理な延命治療(人工栄養、人工呼吸、人工透析)を強制されることはなかったので、医療スタッフに恵まれたということは確かに言えると思う。 この本では、在宅で看取ることは親と同居して介護することが大前提としてあるように読める。そういう贅沢の許される介護環境が今、どれだけあるだろう。
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2017/11/26終末の平穏死を提唱する医師。胃ろう、リビングウイル等知らない知識も多かった。★5
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