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帝国日本の生活空間
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/10/30 |
JAN | 9784000240499 |
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帝国日本の生活空間
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帝国日本の生活空間
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商品レビュー
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着眼点は面白い。室内装飾。味の素。文化住宅。籐椅子等々から読み解く帝国日本。 欧米のまねをして帝国主義に走った明治日本。しかし、写真資料から見たとき、台湾や東南アジアにおいての宗主国振りと共に、急激な欧米化による生活空間の激変振りが持つ混淆主義の露骨さもよく見え、いかに日本が被...
着眼点は面白い。室内装飾。味の素。文化住宅。籐椅子等々から読み解く帝国日本。 欧米のまねをして帝国主義に走った明治日本。しかし、写真資料から見たとき、台湾や東南アジアにおいての宗主国振りと共に、急激な欧米化による生活空間の激変振りが持つ混淆主義の露骨さもよく見え、いかに日本が被植民地化されていたかも見えてくる。 トピックスを並列に並べていくスタイルで押し通している。学術論文のような体裁で、資料をして読み解かせる行き方である。論者の主義主張を強く押し付けようとはしないので、読み終わったあと、漠然とした印象が残る。浮島のようにばらばらに浮かんだイメージを繋ぎ合わせ、そこから読める主題を読者の側で考える必要がある。 個人的には、新宮を基地とした西村伊作と大石誠之助、幸徳秋水らの交わりについて触れている部分が特に興味深かった。辻原登の小説『許されざる者』を片手に読み比べるのも面白いかもしれない。
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味の素、籐椅子、沖縄の豚、草履・・・・。 文化住宅、洋館、紳士協定・・・。 歴史の周辺、縁辺から歴史そのものを立体的にイメージしていこうとする試論。
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