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金髪碧眼の鬼達 鬼・天狗・山姥は白人的特徴を持っていた
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金髪碧眼の鬼達 鬼・天狗・山姥は白人的特徴を持っていた

中村昂(著者)

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金髪碧眼の鬼達 鬼・天狗・山姥は白人的特徴を持っていた

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 JDC出版
発売年月日 2015/10/01
JAN 9784890085361

金髪碧眼の鬼達

¥1,210

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2022/05/17

結論ありきで書いているところが気にかかるが、前から色んな鬼関係の書籍で触れられてきた「鬼=異人(外国人)」を人類学的な視点や科学的な視点からも展開してくれていて面白かった。 髪や目、肌の色のくだりはものは言いよう、というか、辞書を好きなように解釈すればなんとでも金髪碧眼の結論に持...

結論ありきで書いているところが気にかかるが、前から色んな鬼関係の書籍で触れられてきた「鬼=異人(外国人)」を人類学的な視点や科学的な視点からも展開してくれていて面白かった。 髪や目、肌の色のくだりはものは言いよう、というか、辞書を好きなように解釈すればなんとでも金髪碧眼の結論に持っていけそうだなあとは感じた。 後半になると確かに著者の言う通り、鬼は白人かも!と思わせてくれる。

Posted by ブクログ

2022/04/08

文章がちょっと不慣れなのかな…という点はあるけれども、内容的にはハッとさせられる所も多い。なかなかの力作だと思います。 序章では、鬼や天狗や山人に関する既存説を紹介していて、その中で、俗説としての鬼=ロシア人説などを取り上げています。第一章以下、その白人説に、ロシア人ではないけれ...

文章がちょっと不慣れなのかな…という点はあるけれども、内容的にはハッとさせられる所も多い。なかなかの力作だと思います。 序章では、鬼や天狗や山人に関する既存説を紹介していて、その中で、俗説としての鬼=ロシア人説などを取り上げています。第一章以下、その白人説に、ロシア人ではないけれども白人的遺伝子を強く持った人達であったという「科学的根拠」を求めて追及していったのがこの本の内容となっています。 第三章の山姥の所や、タイのメオ族(ミャオ族)の金髪の少女の話、そして第四章の現代日本人の遺伝学的調査――人が保有しているJCウイルスの調査の結果から鬼=白人の可能性を見る所などはそれなりの説得力があります。第六章で、東北地方の鬼の伝説地附近の住民に「白人型JCウイルス」が多いとの指摘している所も見逃せないように思います。 第一章で、民俗学者の柳田国男の唱えた「山人説」の正体を、山中の白人的遺伝子を強く持った人達だとしている部分も、割合整然とした論理で結論を導いていて、トンデモ説には思えません。 この本での内容は、従来の民俗学の考え方からすれば、相当飛躍した議論なので、この議論を正しく評価できる人は限られるかもしれませんが、むしろ自然人類学など理科系の話が好きな人(なかでも頭の柔軟な人)にすんなり受け入れられる内容かも、という感じがします。

Posted by ブクログ