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ヒトでなし 金剛界の章
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/10/01 |
JAN | 9784103396116 |
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ヒトでなし
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商品レビュー
3.9
35件のお客様レビュー
結婚をして子供2人いたのですが、一人亡くなってしまい、そんなに悲しむ素振りを見せなかったせいか、妻に人でなしと言われて離婚します。 親権は妻の方に行き、家もローンがあったので売ってしまい、会社も首になり、何もかもなくなってしまい、人でなしになった男性の話。 人でなしと言...
結婚をして子供2人いたのですが、一人亡くなってしまい、そんなに悲しむ素振りを見せなかったせいか、妻に人でなしと言われて離婚します。 親権は妻の方に行き、家もローンがあったので売ってしまい、会社も首になり、何もかもなくなってしまい、人でなしになった男性の話。 人でなしと言っても、ここでは人ではないという意味で使われていて、周りに色々なことが起こって巻き込まれていくのですが、主人公は、 俺は人でなし(人ではない)から。 と、色々なことを言います。 それが結構、的を得ていて、そういう考えもあるのだなぁと思いました。 その考え方に惹かれてか、色々な人が集まって来るのですが、主人公はめんどくさそうでした。
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なんともまあ、うんだらかんだら「ヒトでなし」問答が終始繰り返される。娘を失い、妻に捨てられ、職から払われ、もはや厭世も達観も超越したヒトでなしにとって、自分を見失ったロクでなしや、はたまたヒトごろしでさえもただの俗物にすぎぬ。ヒトとしての道理なんざ一切通じない。というよりそんなも...
なんともまあ、うんだらかんだら「ヒトでなし」問答が終始繰り返される。娘を失い、妻に捨てられ、職から払われ、もはや厭世も達観も超越したヒトでなしにとって、自分を見失ったロクでなしや、はたまたヒトごろしでさえもただの俗物にすぎぬ。ヒトとしての道理なんざ一切通じない。というよりそんなもの関係ない。死にたきゃ死ね、殺したきゃ殺せ、俺は死ぬ気はないが、生きることにこだわらないと呪文のごとく唱え続ける。まあ一言「どうでもいい」、これがヒトどもに効いちまう。終いには「立派なヒトでなし」とな。俺にも効いた。次章やいかに。
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自分用メモ。 ヒトでなし。 主人公が何度も自分のことをそう言うけど、ちょっと気持ちわかる。 ヒトでなしにしても何にしても、例えば馬鹿とかブスとかもそうだけど、自分が「そう」であることを認めるってしんどいけど、ある意味とても楽になる。 自虐で言ってるのでもなくて、卑下してるわけで...
自分用メモ。 ヒトでなし。 主人公が何度も自分のことをそう言うけど、ちょっと気持ちわかる。 ヒトでなしにしても何にしても、例えば馬鹿とかブスとかもそうだけど、自分が「そう」であることを認めるってしんどいけど、ある意味とても楽になる。 自虐で言ってるのでもなくて、卑下してるわけでもなく、ただそうであることを自責せずにあるがまま受け入れるのはメンタルの安定には有効な気がする。 とは言え私もいつになっても痩せたいでも食べたいとか、そんなくだらない事に囚われ続けているわけで。 ヒトでなしには、ほど遠いなと。 「死ねばいいのに」を読んだ時もそうおもったけど、この人の思想?には割と共感できる。 共感っていうか、常日頃自分が考えている事をうまく昇華させてくれるっていうのかな。 登場人物が、自分の考えていたことと同じようなことを言うからびっくりすることもある。 お話の感想としては、サクサク読めて面白いし、久々に本を読んでハラハラしたなあという感じ。 ただやっぱり人を選ぶんだろうなとは思う。 オダさん、私の目の前にも現れてくれないかなあ、
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