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スパイ学校の新任教官 創元推理文庫
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スパイ学校の新任教官 創元推理文庫

スーザン・イーリア・マクニール(著者), 圷香織(訳者)

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スパイ学校の新任教官 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2015/10/21
JAN 9784488255053

スパイ学校の新任教官

¥220

商品レビュー

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2023/04/04

シリーズ第四弾。 ドイツでのスパイ活動で身も心も消耗してしまったマギー。 癒しがたい傷を抱えながら、特別作戦執行部(SOE)の訓練キャンプの教官として、訓練生に厳しく当たる日々を過ごしていました。 そんな折、マギーの親友でバレリーナのサラから公演に招かれ、その舞台を訪れたところ...

シリーズ第四弾。 ドイツでのスパイ活動で身も心も消耗してしまったマギー。 癒しがたい傷を抱えながら、特別作戦執行部(SOE)の訓練キャンプの教官として、訓練生に厳しく当たる日々を過ごしていました。 そんな折、マギーの親友でバレリーナのサラから公演に招かれ、その舞台を訪れたところ、主役のバレリーナが殺されてしまって・・。 今回は、“マギー再生の巻”ともいえる内容で、生ける屍のようになっていたマギーが、殺人の嫌疑をかけられたサラの無実を証明する為に、持ち前の負けん気と行動力を発揮。 それが彼女の再生と成長につながったようで、良かったです。そうそう、猫の“K”もマギーの癒しに大いに役立っていましたね。 この、マギーのストーリーと並行して、真珠湾攻撃による太平洋戦争勃発までの日米の緊迫した場面と、マギーの母親で、ロンドン塔に囚われている元ナチス高官のクララ・ヘスの様子が同時に進行していく展開です。 これらの話が直接交わることは本書ではなかったのですが、歴史的背景とシリーズとしての大きな流れで今後繋がっていくのかな、と思います。 真珠湾攻撃のくだりは、日本人として複雑な気持ちになりましたが、アメリカ参戦を心待ちにしていた英国首相・チャーチルの反応はフィクションとはいえ、興味深いものがありました。 そんなチャーチル首相とアメリカに旅立つことになったマギー。 本巻はここで終わりでしたが、次巻はどのような展開になっていくのでしょうか。 そして、個人的にマギー以上に気になるのが、クララ・ヘスの運命です・・・てか、ピーター・フレインと“デキて”たの?って感じで、こちらも目が離せませんね~。

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2016/08/07

マギー・ホープのシリーズも4作目。 作品ごとにけっこう、雰囲気が違います。 第二次世界大戦中の話なので、ヒロインたちの若々しさと状況の重さが微妙なバランス。 3作目が非常に重い幕切れだったので、4作目はさあ!復活の巻でしょ。 1941年初冬。 マギーは現場を離れ、心を閉ざした状...

マギー・ホープのシリーズも4作目。 作品ごとにけっこう、雰囲気が違います。 第二次世界大戦中の話なので、ヒロインたちの若々しさと状況の重さが微妙なバランス。 3作目が非常に重い幕切れだったので、4作目はさあ!復活の巻でしょ。 1941年初冬。 マギーは現場を離れ、心を閉ざした状態。 スコットランドの訓練キャンプで新人を指導する鬼教官となっています。 親友のサラの所属するバレエ団が近くで公演することになり、しぶしぶ出向くマギー。 ところが、そこで事件が起きます。 一方、マギーは直接かかわらない部分でも、歴史が大きく動いていく時期。 米英の思惑、専門家の対応の違い。 日本人としては敵国である日本が登場すると微妙なんですが、これがなかなか公平に描かれています。 真珠湾攻撃を目前に、アメリカ駐在の日本大使の困惑と奮闘も描かれていて、考え方の違う人間がいることもわかるので。 お勉強は出来るけど世間知らずで大胆なだけだったヒロインが、苦難に立ち向かううちに成長していきます。 次へつながる伏線も驚き。 続きも楽しみです☆

Posted by ブクログ

2016/08/07

相変わらず、終盤にさしかかるところからテンポアップしていくのだが、今回はラスト直前が少しペースダウンしている。 時代背景から、日米の間に戦争が勃発するというイベントが発生するのはやむを得ない。 マギーはアメリカ育ちの英国人だから、そのあたりについての感情は、敵国人である私には、読...

相変わらず、終盤にさしかかるところからテンポアップしていくのだが、今回はラスト直前が少しペースダウンしている。 時代背景から、日米の間に戦争が勃発するというイベントが発生するのはやむを得ない。 マギーはアメリカ育ちの英国人だから、そのあたりについての感情は、敵国人である私には、読んでいてびみょ~な気持ちになってしまう。 しかし、前巻の重苦しいラストから考えると、鬱状態のマギーが立ち直っていく様子は素晴らしいし、勇気づけられるものもありそうだ。

Posted by ブクログ

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