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古代ギリシャのリアル
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2015/10/01 |
JAN | 9784408133621 |
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商品レビュー
4.2
47件のお客様レビュー
この本は、題名の通り我々の知らない古代ギリシャの本当の姿をギリシャ史やギリシャ神話の神々、古代ギリシャ人の労働観や宗教観、時間感覚などの視点から語ったものである。我々の知る古代ギリシャと言えばパルテノン神殿やクノッソス宮殿跡といった有名な建造物やゲームの登場人物として出てくる古代...
この本は、題名の通り我々の知らない古代ギリシャの本当の姿をギリシャ史やギリシャ神話の神々、古代ギリシャ人の労働観や宗教観、時間感覚などの視点から語ったものである。我々の知る古代ギリシャと言えばパルテノン神殿やクノッソス宮殿跡といった有名な建造物やゲームの登場人物として出てくる古代ギリシャ神話の神々などであろう。しかし、実はそのどれもが後世の時代に脚色されたイメージであり、実際の古代ギリシャとは異なる。一体どうしてそのようなイメージが作られたのか、実際の古代ギリシャはどのようなものだったのかについて、ギリシャ神話の神々の経歴や誕生日、男性・女性遍歴まで赤裸裸に書かれた「履歴書」や著者のユーモラスな文体などに乗せて書かれている。 私はこの本を読み、遠くに感じていた古代ギリシャをより身近に感じることができた。また、異文化を知ることの楽しさを学ぶことができた。現代の人々も感じることを古代ギリシャ人も感じていたことを知れたり、ギリシャ神話と日本神話に少しシンパシーを感じたりと、自分の知見を広げられるいい機会を作ってくれた一冊となった。
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『古代ギリシャのリアル』発売前夜、2014年ごろ……でしょうか、藤村シシン先生の院生時代のブログ、黒川巧さんとの出会い〜交流ほかについて、熟読していた時期があります。人間不信を極めていたころ、回復の一助となりました。 (と、メンタルヘルスについても、ときどき打ち明けたりするブッ...
『古代ギリシャのリアル』発売前夜、2014年ごろ……でしょうか、藤村シシン先生の院生時代のブログ、黒川巧さんとの出会い〜交流ほかについて、熟読していた時期があります。人間不信を極めていたころ、回復の一助となりました。 (と、メンタルヘルスについても、ときどき打ち明けたりするブッククラブです。ご興味のあるかたは、是非、ご参加ください) (このブログは、クィアにもおすすめ。「非モテ」というキーワードに引っかかっていたり、友情、それからパートナーシップに悩むかたにも、おすすめです。 第3波フェミニズム「girly culture ガーリーカルチャー」、それから2016年から言及されるようになった「Softboy Culture ソフトボーイカルチャー」、BL愛好〜学術的な興味関心まで、"趣味で繋がることの大切さ"について、「セルフケア」「セルフラブ」についての、貴重な記録。 "あのころのインターネットの読み物"です。 http://www.style-21.jp/adiary/diary2.cgi?id=sisinf&action=view&year=2009&month=10&day=10 ) 「現役のアポロンの巫女」を名乗る藤村シシン先生による著書。2020年には東京オリンピック採火式のNHK生放送にて「古代ギリシャ語同時通訳」を務めたかたです。日本古代史が専門の学者の父のもとに育ち、アニメ『聖闘士星矢』をキッカケにギリシャ神話にはハマったという、キャッチーなエピソードが魅力。 ギリシャ神話入門編として、とてもわかりやすくて、読みやすい内容。おすすめです。 (私の古代ギリシャへの興味は、野田秀樹戯曲を読み解くために、ギリシャ神話に興味を持ったのが最初だったと思います。雑誌のインタビューで、戯曲を書く前に呉茂一著『ギリシャ神話』上下巻を読むことにしている、と仰っていたことがある劇作家です) (ギリシャ神話を題材にした野田秀樹戯曲といえば、『ザ・キャラクター』ほか。随所に影響が見られます) (学術的な専門知識を持って、ポップ・カルチャー批評をするかたでも、演劇(戯曲)は守備範囲外、というかたが多いので、長年、たいへんもどかしい思いをしています。現代日本を代表する劇作家、文学史においても欠かすことができない劇作家による、戯曲。おすすめです。というか、どなたか、解説してほしい。批評するひとというか、"解読者"が増えてほしいのです)(これについては、機会があれば、また) ギリシャ神話の神々の、多様な性の在り方、"おおらかな世界観"は、日本神話の神々と似ている、という指摘があります。 また、ギリシャ神話の神々は、当時の人々にとって身近な存在として信仰されていた、神殿があって・困りごとがあったら相談に行って・神託を受けて……という日常が存在していたが、 「宗教」には発展しなかった、 「ギリシャ教」として、信仰対象があって・教義があって……という形には、発展しなかった、とされています。その点も、日本の神道と似ている気がしています。 一神教で、"信者の性愛の在り方"について厳格な教義を持つ伝統宗教、聖書に基づく「キリスト教」などとは、全く異なる、多神教の世界観にも関わらず、 西洋社会における"基礎教養"として、長らく語り継がれてきた、不思議。 (ちなみに「仏教」は必ずしも禁欲主義ではありませんでした。日本においては、女性にのみ「不淫戒」が科された時期もあったようですし、明治5年(1872年)には、わざわざ国が「僧侶が肉食し妻帯し蓄髪することを認める(妻帯仏教を認める)」布告を出しているものの) (「宗教とジェンダー」「仏教とジェンダー」「仏教とクィア」については、また改めて) キリスト教圏には、"同性愛やトランスジェンダーの存在を認めない、キリスト教の伝統を重んじるひとびとの在り方"に対して、「クィア神学」という、セクシュアルマイノリティのひとびとの観点からキリスト教について考えるアプローチがあるのですが、 その過程で、ギリシャ神話の世界観について、改めて見直される機会もあるのでは……? と考えています。 たとえば、ハリウッドが描いてきた、ギリシャ神話を題材にした映画は、どこか、キリスト教的な世界観に寄せて描かれることも多かったのですが、今後、新たな傑作が生み出される可能性もあるかも、と。 いまのうちに一読の価値あり、かと。
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おもしろかった。アサシンクリードオデッセイのプレイの参考に読んだ。最近読んだ、岩波少年文庫のギリシャ神話の補足的な内容で、神話の登場人物や文化的な背景を、より深く理解できた。 次は、ギリシャの通史を読む。
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