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詩集 星々の冷却
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詩集 星々の冷却

井上瑞貴(著者)

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詩集 星々の冷却

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784863852006

詩集 星々の冷却

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2015/10/03
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必定のわかれを知る 故に 〈わたし〉はきみをみつめない みつめたら眼をそらさねばならないから 空は 曇天 もしくは雨 または雨の降らない日で 晴れわたることがない 過去 現在 未来 / 春 夏 秋 冬 薄葉のようにスライスした 時の層をそっと重ね合わせ 透明なガラスに閉じこめて 永遠のプレパラートを創る そこには 出会いがなくわかれがない 眠りも不眠も 存在はパラレルに重ねられ 可能性の愛は終わることがない *** 難解ではなく韜晦ではない それはおそらく 永遠がないことに耐えかねた優しき 揺らぐ時制・揺らぐ存在の標本なのだ ◆今回のLIKE:「階段を降りてくるやさしさ」「名もない草に名もない虫がとまっている」「右手の愛を左手は知らない」「踏切を羊と横切る」「水に帰るこだま」 ◆目次が終わりに配され、詩集自体が「ゼロ時間へ」時を遡っていくように感じる。ぜひ単行本で、紙の本で味わいたい詩集。

Posted by ブクログ

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