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検証 バブル失政 エリートたちはなぜ誤ったのか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/09/28 |
JAN | 9784000244794 |
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
副題のエリートたちとは、大蔵官僚と日銀の面々。アメリカ政権、FRB、日本総理大臣、大蔵省と日本銀行の関係。外圧と政治的圧力、官公庁で圧倒的な権限をもつ大蔵省。タイトルの失政とは、そういうことが含まれている。
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アメリカがめちゃくちゃ圧力をかけるぐらい日本に勢いのあったのだなということを痛感。そしてアメリカはいまそれを中国に対してやってるんだろうなー。トランプ大統領が搭乗するまでもなく、ずーっとアメリカはアメリカファーストなのですね。 日銀のとりあえず中央値の5%に戻すべしという考えも...
アメリカがめちゃくちゃ圧力をかけるぐらい日本に勢いのあったのだなということを痛感。そしてアメリカはいまそれを中国に対してやってるんだろうなー。トランプ大統領が搭乗するまでもなく、ずーっとアメリカはアメリカファーストなのですね。 日銀のとりあえず中央値の5%に戻すべしという考えもよくわからないね。今となっては。0だしね。内部の論理を外部に押し出すときには大体失敗するものなのだなと痛感。なんとなくで数字を決めることの恐ろしさですね。
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ボリュームあるが良書。 小学3-4年の頃だったか、親に「どうして日本がアメリカと戦争をした時、みんな反対しなかったの?」と尋ねたが、回答が得られず、首を傾げた。昭和一桁生まれの、WW2で疎開した世代の親である。 後半(p.286)1989年4月には「米国に進出している邦銀の数...
ボリュームあるが良書。 小学3-4年の頃だったか、親に「どうして日本がアメリカと戦争をした時、みんな反対しなかったの?」と尋ねたが、回答が得られず、首を傾げた。昭和一桁生まれの、WW2で疎開した世代の親である。 後半(p.286)1989年4月には「米国に進出している邦銀の数は事務所も含めて総数で69行(…)2年半で30行増えた。」とある。 現在、都銀5行、信託3行、地銀64行までを合計して72行…のほぼ全ての銀行が海外に進出していた規模という、凄まじい数だ。 自身はこの当時、既に大学生だったが、もし子に「どうして日本の地価や株価が上がり続けるなんてバカなことを、いい大人がみんな信じていたの?」と問われても、答えられる自信はない。 本書では、アメリカからの圧力、大蔵省を巻き込めなかった、生え抜きプリンスを守りたかった…等、バブル発生および崩壊の芽を未然に防げなかった言い訳をひとつひとつ丹念に潰してゆく。 「検証バブル失政」(岩波書店、軽部謙介著) Day221 https://amzn.to/34sbQfo
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