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戦場が見える島・沖縄 50年間の取材から
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戦場が見える島・沖縄 50年間の取材から

嬉野京子(著者)

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戦場が見える島・沖縄 50年間の取材から

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2015/09/25
JAN 9784406059350

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商品レビュー

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2018/09/26

「米軍兵士による傷害や強盗などの事件は、沖縄では、ある意味で「日常茶飯事」のように起きてきた。レイプ事件もよく起きてきた。事件の性格からして、はっきりとした形では問題になりにくいのだが、女生徒がある日突然、理由も告げず、転校先も知らせず姿を消すといった出来事によって、周囲の人々は...

「米軍兵士による傷害や強盗などの事件は、沖縄では、ある意味で「日常茶飯事」のように起きてきた。レイプ事件もよく起きてきた。事件の性格からして、はっきりとした形では問題になりにくいのだが、女生徒がある日突然、理由も告げず、転校先も知らせず姿を消すといった出来事によって、周囲の人々は事件を知るのである。そのように、多くの場合、被害者が泣き寝入りせざるを得えず、本人が告発しない限り、表ざたにならないのだ。」 p.126 http://www.jca.apc.org/~uratchan/gbmarines/henji/jyoseinohigai.html この表だけでもひどすぎる。表ざたになっていない事件はもっとあるのか。

Posted by ブクログ

2017/08/23

どこで目にしたのかは忘れたが、画像は今でも脳裏に焼き付いている。 道路に倒れた少女と、その少女を取り囲み見下ろす米兵たち。 「少女轢死」。本土復帰前の沖縄で、わずか6歳の少女は在沖米軍の 車両にひき殺された。撮影したのは本書の著者である嬉野京子氏だ。 アメリカ占領下の...

どこで目にしたのかは忘れたが、画像は今でも脳裏に焼き付いている。 道路に倒れた少女と、その少女を取り囲み見下ろす米兵たち。 「少女轢死」。本土復帰前の沖縄で、わずか6歳の少女は在沖米軍の 車両にひき殺された。撮影したのは本書の著者である嬉野京子氏だ。 アメリカ占領下の沖縄で、米軍が起こした事故の現場を撮影するのは 文字通り命がけだった。嬉野氏が命がけでカメラを構えてくれたから こそ、「少女轢死」の写真は今に残っている。 本土復帰以前の1860年代から沖縄を訪れ、米軍基地と沖縄をレンズ を通して見つめ続けて来た著者の、50年に渡る取材の記録である。 明治政府による琉球併合から、沖縄はずっと日本であって日本では ない場所だったのではないか。敗戦後、長く施政権がアメリカにあった こともそうだが、日本政府でさえも現在でも沖縄を「日本国」という括り から閉め出いしていないだろうか。 本書に掲載されている嬉野氏の写真を見ながら思う。先の大戦中に 唯一、地上戦の行われた沖縄。アメリカ軍の上陸と共に人々は収容所 へ入れられ、解放されたら自分たちの土地は強制的に接収されて アメリカ軍の基地になっていた。 そうして、繰り返される事件と事故。本土復直前の1970年に起きた コザ騒動は、それまで我慢に我慢を重ねて来た沖縄の人々の怒り の爆発だった。 それでも時の佐藤首相は沖縄返還に悪影響を与えるとは言ったが、 何故、騒動がこれほど大きくなったのかや沖縄の人々の心情を理解 することはしなかった。 戦後70年が過ぎても、沖縄は今でも闘っている。アメリカと日本政府を 相手に。 高校生の頃、思ったことがある。修学旅行は九州の観光地巡りだった。 そんなことより、沖縄に行きたい…と。でも、未だ行けてないんだけれど ね、沖縄には。行かなきゃいけないんだけど。 本書は嬉野氏の取材の集大成になるのだろうな。ページ数こそ多くは ないが、本土復帰運動から普天間基地移転問題までをカバーし、掲載 されている写真で沖縄が辿って来た歴史も分かる。 なかでもヴェトナム戦争時、沖縄からヴェトナムに送られ除隊後に心を 病み、ヴェトナムでの体験を綴った『ネルソンさん、あなたは人を殺しま したか』の著者である元米兵アレン・ネルソン氏との交流は切ない。 沖縄の人たちすべてが基地反対派だとは思っていない。賛成派もいる ことは知っている。それでも、米軍基地があることで何が起きていたの か・何が起きているのかは、知っておきたい。

Posted by ブクログ

2016/09/26

 2015年9月20日発刊。「在沖米軍の車両による6歳の少女轢死」写真(1965年4月20日、著者撮影)は、復帰前の沖縄の実態を伝える大変有名な1枚。その撮影にまつわる話しや米軍に拘束されそうになった事実を紹介。さらに、その後祖国復帰運動にかけた思い(「平和憲法のある日本に戻りた...

 2015年9月20日発刊。「在沖米軍の車両による6歳の少女轢死」写真(1965年4月20日、著者撮影)は、復帰前の沖縄の実態を伝える大変有名な1枚。その撮影にまつわる話しや米軍に拘束されそうになった事実を紹介。さらに、その後祖国復帰運動にかけた思い(「平和憲法のある日本に戻りたい」)や改善されなかった基地問題。95年の少女暴行事件以降の20年にわたる島ぐるみの闘いの経過等、沖縄をめぐる半世紀の流れが写真と文章によって書かれています。  沖縄で何が起きていたのか・何が起きているのかを知り、今すべきことを考えるきっかけにできる本だと思います。  先日「ヌチドゥタカラの家」(伊江島)で購入しましたが、何と直筆サイン入り(「おきなわの太陽と海 そして あなたに感謝」)でした。著者の思いがよく伝わってきました。 おすすめの一冊です。 第1章 米軍占領下の沖縄で 1 六〇年代の沖縄と日本 2 あの写真を撮った時のこと 3 基地と基地の合間に沖縄がある 4 米軍に拘束された時のこと 第2章 「祖国復帰」の前と後 1 復帰への流れと背景 2 戦争の記憶を伝えるということ 3 変わらない米軍基地と安保の現実 第3章 再び「島ぐるみ」となったうねり 1 転換点となった一九九五年の出来事 2 アレン・ネルソンとの出会い 3 抵抗のスパイラル あとがき

Posted by ブクログ

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