トヨタ式A3プロセスで製品開発 A3用紙1枚で手戻りなくヒット商品を生み出す

稲垣公夫(著者), 成沢俊子(著者)

• 販売会社／発売会社: 日刊工業新聞社
• 発売年月日: 2015/09/25
• JAN: 9784526074622

商品レビュー

2018/07/04

著者が言いたいこと

急がば回れ
構想設計段階では、焦っていきなり最初に思いついた解決策に飛びつかずに、まず製品の本質である因果関係を解明して、そこから今回の開発プロジェクトの本質課題を抽出しなさい。

安価な実験
抽出した本質的な課題を仮説検証のサイクルを素早く回して解決するために、一番安くて、速い「安価な実験」方法を工夫しなさい。

学びは財産
今回の開発で得られた貴重な学びは会社にとって貴重な財産なので、A3報告書にまとめ、開発部門全体が将来再利用できるようにしなさい。

本質思考を高める
物事の表面的な事柄に惑わされず、本質を見抜くには「抽象化思考力」が、また自分たちの思い込みを排して、ブレークスルーの解決策を考え出すには「アナロジー思考力」が必要だ。これらの能力は訓練により強化できるので、訓練によって高めなさい。