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親しい友人たち 山川方夫 ミステリ傑作選 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784488481018 |
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親しい友人たち 山川方夫
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親しい友人たち 山川方夫
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商品レビュー
3.4
9件のお客様レビュー
高崎俊夫という方の編集。二章に分かれている。Ⅰには『親しい友人たち』と『トコという男』という二つの連作が収められている。前者はいわゆる奇妙な味。教科書に採用されたという『夏の葬列』は私自身は初読だが、十代の頃に出会いたかった短編。恋の愚かさとほろ苦さが味わい深い『菊』も素晴らしい...
高崎俊夫という方の編集。二章に分かれている。Ⅰには『親しい友人たち』と『トコという男』という二つの連作が収められている。前者はいわゆる奇妙な味。教科書に採用されたという『夏の葬列』は私自身は初読だが、十代の頃に出会いたかった短編。恋の愚かさとほろ苦さが味わい深い『菊』も素晴らしい。後者は、トコという友人と作者自身の対話形式で連載当時(一九六四〜六五)の世情についてシニカルに分析していく内容だが、書かれた時代ゆえ仕方ないものの女性嫌悪がきつく、流し読み。Ⅱは、『親しい友人たち』よりやや純文学寄りの短編が集められている。荒々しい男たちに翻弄されてはいるものの、自身で生きていくことを放棄して彼らに身を任せてしまっている若い女の歩みを描く『頭上の海』が読み応えがあった。
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星新一とはまた違ったショートショートが心地よかった。ほんのりとした怖さと薄気味悪さが夏に合っていた。
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素晴らしい本である。一編一編の水準の高さもさることながら、背筋がぞわっとするものからニヤニヤできるものまで、多様な読後感の短編が収録されていることに驚く。掛け値なしに最高の1冊。 2015年当時、「今年出版された国内の本を読む」というテーマで本を読み荒らしているが、この短編集は...
素晴らしい本である。一編一編の水準の高さもさることながら、背筋がぞわっとするものからニヤニヤできるものまで、多様な読後感の短編が収録されていることに驚く。掛け値なしに最高の1冊。 2015年当時、「今年出版された国内の本を読む」というテーマで本を読み荒らしているが、この短編集は2015ベストとかいう枠を遥かに凌駕している出来である。好きな国内作家や短編作家を聞かれたら、新しく挙げる作家が1人増えたことが非常に嬉しい。
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