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観念論の教室 ちくま新書1143
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観念論の教室 ちくま新書1143

冨田恭彦(著者)

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観念論の教室 ちくま新書1143

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784480068484

観念論の教室

¥660

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2022/01/02

原点―バークリの生涯 助走―世界を記号と見る: 神の存在証明 宇宙論的証明 存在論的証明 アルシフロンが求める証明 動物精気 記号的観点へ 他人の心 記号 記号からの証明 アルシフロンの躊躇 言語への視線 言語であるための要件 距離の知党 モリニュー問題 バークリの場合 デカルト...

原点―バークリの生涯 助走―世界を記号と見る: 神の存在証明 宇宙論的証明 存在論的証明 アルシフロンが求める証明 動物精気 記号的観点へ 他人の心 記号 記号からの証明 アルシフロンの躊躇 言語への視線 言語であるための要件 距離の知党 モリニュー問題 バークリの場合 デカルト説 神の言語 「視覚新論」 前史: 二重存在 エレア派 古代原子論 原子論に見られる二重存在 イデア論 デカルトの「観念」語法 感覚、心像、概念 デカルトの構図 色に関するデカルトの見解 飛躍―ヒベルニア観念論: 粒子仮説的思考 「原理」の目的 エッセ・イズ・ペルキピー 似たもの原理 粒子仮説的物質肯定論に抗して マスター・アーギュメント 神 自然法則 とりあえずのまとめ 微細構造へ 顕微鏡 因果関係の否定 記号関係・再説 バークリの言葉 再考―否定の否定: ゲルマーニア観念論 言語的観念論 異議申し立て 仮説的思考 外のない中 「第一対話」再考 心像論 「理性による」思考 ロックのもう―つの遺産 ゲルマーニア観念論再考 魅力: ずれと忘却 マスター・アーギュメント再考 ロックの観念論 デカルトの観念論 心の内と外 観念の現象学 明るい観念論と暗い観念論 独我論と「ともにあること」

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2020/02/18

バークリの思想を批判的に紹介しつつもその他者性を「明るい観念論」として評価し、他方デカルト的独我論的観念論を「暗い観念論」として否定している。「明るい・暗い」というのは著者の観念というか主観でしかないと思うのだが、どちらか好みかは人それぞれだろう。少なくとも善悪はないように思う。...

バークリの思想を批判的に紹介しつつもその他者性を「明るい観念論」として評価し、他方デカルト的独我論的観念論を「暗い観念論」として否定している。「明るい・暗い」というのは著者の観念というか主観でしかないと思うのだが、どちらか好みかは人それぞれだろう。少なくとも善悪はないように思う。そもそも、そういう二元論を超越する必要があるのではないかと思うのだが。

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2020/02/13

冨田さんの本、ほんとめちゃ面白い バークリーの分かり易い解説。 驚くべき観念論の豊かさに驚く。驚きつつ、違和感、疑問を拭えない。 そんで、バークリーへの批判として、そうそう、だよね、そこがずっと気持ち悪かったよ、というところを指摘してくれる。 でも、それでもバークリーの観念論の...

冨田さんの本、ほんとめちゃ面白い バークリーの分かり易い解説。 驚くべき観念論の豊かさに驚く。驚きつつ、違和感、疑問を拭えない。 そんで、バークリーへの批判として、そうそう、だよね、そこがずっと気持ち悪かったよ、というところを指摘してくれる。 でも、それでもバークリーの観念論の魅力を話す が、最後、明るい観念論としてのバークリと、暗い観念論としてデカルトの懐疑の果ての我と観念だけ、という孤独を紹介したのち、どうしてこんなに暗い観念論は魅力的なのか、となる え!デカルト本だったっけか?と思うのだけども、そうでなく、明るい観念論から暗い観念論に転じてしまわないようにね、暗い観念論は魅力的なのでちょっとしたことで陥るからね、明るい観念論でいられるかは、生き方なのよ、と。 スターウォーズか! いっそ、フォースを観念と訳しちゃえばいいのでは ドイツの観念論と比較しつつもあるけども、このあたりは言ってることはわかるけど、ふにおちるには、それぞれをもうちょっと勉強しないとわからんなー 一番感動したのは、88ページあたり これってつまり、世界が僕にアフォードしてくる、というのは、神が世界としてメッセージを僕に送ってきてる、ということ、と受け取っちゃってもいいのかな ギブソンがいうには、アフォードは、世界の側にあるものを私が見つけるものとしたけども(確か、、)、それは、ここのバークリーからすれば、神としての世界がこちらにメッセージを送ってて、それを受け取る、という図式にしてよさそう そうして意味が発生する あーおもしろい というので、バークリーの視覚新論に行こう

Posted by ブクログ