![「テロに屈するな!」に屈するな 岩波ブックレット933](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001740/0017400863LL.jpg)
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「テロに屈するな!」に屈するな 岩波ブックレット933
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784002709338 |
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「テロに屈するな!」に屈するな
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図書館で岩波ブックレットを探していたら偶然見つけたので読んでみた。 今までの自分の視点がメディアや操作された空気によって偏った見方をしてきたか自覚できた。無知を知れただけでも本当に読んで良かった。 本著を通して多角的な視点で現状を認識するには積極的に幅広い手段で情報収集し、か...
図書館で岩波ブックレットを探していたら偶然見つけたので読んでみた。 今までの自分の視点がメディアや操作された空気によって偏った見方をしてきたか自覚できた。無知を知れただけでも本当に読んで良かった。 本著を通して多角的な視点で現状を認識するには積極的に幅広い手段で情報収集し、かつ不安と恐怖に煽られすぎずいかに冷静になれるかが重要だと学ぶことができた。 仕組みも歴史も学ばず作られた空気に流され続けては駄目だと思い知らされたので、せめて疑念を持ったときに声をあげられる位には学び続けていきたいと思う。
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安倍政権の矛盾を痛快なまでに言語化してくれている。一九八四年の例えがとてもわかりやすい。飯テロという言葉があるくらい、テロという言葉が定着してしまっている日本ですが…(笑)思考停止で排除を謳うようでは、自分達の首をしめる一方かもしれません。 この方の映画「i -新聞記者ドキュメ...
安倍政権の矛盾を痛快なまでに言語化してくれている。一九八四年の例えがとてもわかりやすい。飯テロという言葉があるくらい、テロという言葉が定着してしまっている日本ですが…(笑)思考停止で排除を謳うようでは、自分達の首をしめる一方かもしれません。 この方の映画「i -新聞記者ドキュメント-」を観たのだけど、いろいろつながりました。Aを観てみたい。
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「テロに屈しない」というのは日本の指導者たちがこのところ好んで使うフレーズだ。テロに屈しない、ということは、いったいどういうことなのだろうか? 冒頭では、政府の数枚ある舌の内容を噛み砕いて、テロに屈するな、という言葉の背景には、(右傾化というより)集団化傾向があると述べる。 ...
「テロに屈しない」というのは日本の指導者たちがこのところ好んで使うフレーズだ。テロに屈しない、ということは、いったいどういうことなのだろうか? 冒頭では、政府の数枚ある舌の内容を噛み砕いて、テロに屈するな、という言葉の背景には、(右傾化というより)集団化傾向があると述べる。 テロに屈する、という選択肢はもともとないはずだ。テロに屈することにしました、などと宣言する国はない。だが「テロに屈するな」の言葉が頻発される。たとえば地下鉄サリン事件は政治的目的かどうか、それどころか動機すら解明されていないが、これもテロ、として躊躇なく呼ばれる。テロの大安売り。身代金目的の営利誘拐もテロと区別されない。だから身代金の交渉はしない。テロに屈することになるから。 はぁ。 「情念や思い込みが先に立っているから勉強しない。意見の違う人を見下す傾向にあるから他人の意見に耳を貸さない。そして絶望的なほどに戦争のメカニズムを理解しない」これは、著者による首相と閣僚たちに対しての、「彼らは彼らなりに、戦争は絶対あってはならないと思っているはずだ(と考えたい)」という言葉に続く言葉だ。だがここで溜飲を下げてもしかたない。問題は為政者たちばかりにあるわけでないと説く。首相と官邸に反発する一部の人達も、ベクトルが反対なだけで位相は近い、と。 オルタナティブであることが難しい国なのだろうか。2011年のノルウェーでのテロでは、遺族が「愛と知恵」で克服を、と訴えたという。罪と罰に対する意識が圧倒的に違う。犯罪者に対して社会が行うべきは、苦しみを与えることではなく、不足(幼年期の愛情、成長時の教育、そして現在の貧困)を補う。 このことに著者は衝撃を受ける。僕も受けた。 それから最終章のジョン・ダワーとの対談を通じての話も深刻だ。大きな声では言えないが、アメリカはナショナリズムの国。アメリカでのスポーツ応援の姿が日本に置き換わったら、アメリカのメディアは日本を危険なナショナリズムの国、というだろうけど、アメリカメディア自身はアメリカ国民をそうは評せない。イラク戦争がまさにそうだった。 で、現在の日本。メディアは頑張るかもしれない。すべてのメディアが政権と一体化しているわけではない。ただ、社会(マーケット)が急に変わることもあり、そうなれば彼らも転ぶかもしれない。 アメリカは、あんなだから一色になりやすいが復元力も働く。日本にその復元力があるか。集団性が高い。同調圧力が強い。テロに屈するな、と指導者が叫べばおおぜいが後に続く。それってどういうこと、なんていったら非国民、売国奴と罵倒される。 みたいなこと、何十年か前にも、あったよね…?
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