多縁社会 自分で選んだ縁で生きていく。

篠原聡子(著者), 空間研究所(著者), アサツーディ・ケイ(著者)

• 販売会社／発売会社: 東洋経済新報社
• 発売年月日: 2015/08/29
• JAN: 9784492045787

商品レビュー

2018/08/02

孤独死に代表される「無縁社会」からの脱却と可能性や手法について11の事例をとりまとめ、解説したもの。

核家族化、少子高齢化、シングルペアレントの増加などに起因するライフスタイルの変化を逆手にとって、住まいのシェアやまちづくり、二地域居住といった形で「家族」という枠を越えた「コミュニティ」構築に向けた知恵と方策を提示しているが、いかんせん事例を詰め込みすぎて、個々の深掘りがなされていない点と、それなりのリスクは伴いますよとしつつも、成功事例の紹介だけに終わっている感は否めず。

ただ、デッドストックとなっている空家や社宅宿舎、老朽しつつも耐用に問題ない建築物をシェアハウスやコレクティブハウスとして再生し、新たなコミュニティを作ることは、一定の需要があると考える。

2017/02/21

この本を読んで、それからふと自分のもつ縁の貧弱さに気づいて、生き方を少しずつ変えてみようか、という気になった。
自律した自分でいつつ、緩やかに縁を保つ、という在り方に憧れる。

2015/12/29

縁の作り方というか、住まいの考え方の多様性を知ることができた１冊。
決して楽な方法ばかりとはいえないし、楽観できるものばかりではないけれども、将来を悲観する必要はないかも、と思いました。

自分の人生も半分を過ぎたころですし、そろそろ終わりのことも考えないと、と思っているのですが、そんな自分の参考になりました。