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鬼の研究
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鬼の研究

馬場あき子(著者)

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鬼の研究

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三一書房
発売年月日 1971/06/30
JAN 9784380712081

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2013/02/17

帯裏 現代に〈鬼〉は作用しうるか。近世にいたって鬼は滅びた。過酷な封建幕藩体制は、鬼の出現をさえ許さなかったのである。そこでは、鬼は放逐される運命を追うことによってのみ農耕行事の祭りに生き、折伏され、誅殺されることによってのみ舞台芸術の世界に存在が許された。祭りや、歌舞の形式のな...

帯裏 現代に〈鬼〉は作用しうるか。近世にいたって鬼は滅びた。過酷な封建幕藩体制は、鬼の出現をさえ許さなかったのである。そこでは、鬼は放逐される運命を追うことによってのみ農耕行事の祭りに生き、折伏され、誅殺されることによってのみ舞台芸術の世界に存在が許された。祭りや、歌舞の形式のなかに埋もれつつ、その本来的エネルギーも圧殺寸前の状態となっている現在、最後の叫びを上げているような〈鬼〉のすがたに、私は限りない哀れを覚える。それとともに、機械化の激流のなかで、衰弱してゆくほかない反逆の魂の危機を感ずる。〈日常〉という、この実りすぎた飽和様式のなかで、眠りこけようとするものを醒すべく、ふしぎに〈鬼〉は訴えやまないからである。

Posted by ブクログ

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