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サイバー・インテリジェンス 祥伝社新書434
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2015/09/01 |
JAN | 9784396114343 |
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サイバー・インテリジェンス
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商品レビュー
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13件のお客様レビュー
文字通り、サイバー攻撃についての話。 これまであまり知る機会のなかったサイバーハッキングについて知ることができた。
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元陸上自衛隊システム防護隊長で情報、サイバー分野の経験がある筆者により、分かりやすくサイバーインテリジェンスの現代までの流れや、インテリジェンス分野での視座を与えてくれる。 読み物としても過去の有名な事象などを例にあげ、個人的な見解も踏まえながら、面白く読める一冊。 ソニーのハ...
元陸上自衛隊システム防護隊長で情報、サイバー分野の経験がある筆者により、分かりやすくサイバーインテリジェンスの現代までの流れや、インテリジェンス分野での視座を与えてくれる。 読み物としても過去の有名な事象などを例にあげ、個人的な見解も踏まえながら、面白く読める一冊。 ソニーのハッキングやスノーデンの告発などを事例として、公表されている事実以外に、インテリジェンスの世界ならばこう読むという見解を示している。インテリジェンスの世界では公表されている情報は、それ自体が意図があり公表されていると見なければならない。筆者も含めて真実を知るのは難しく、推察の域を出ないが、情報を見る目を補強してくれる。 孫子以来のインテリジェンスの普遍的な原則、日露戦争でのイギリスのインテリジェンスの日本勝利への貢献、などからインテリジェンスの流れを辿り、インターネットの発展、海底ケーブルの重要性や衛生通信の特徴まで触れている。 サイバーインテリジェンスというと特別なものに思いがちだが、過去から人間は目的達成のためにインテリジェンスを利用しており、その延長線にサイバーインテリジェンスもあると捉えたほうがよい。 他方でサイバーインテリジェンスにも特徴はあり、報復による抑止の難しさ、犯人特定の難しさ、国際法の戦争法規が適用されない、など、他のインテリジェンス手法や武力手段よりも拡張した領域として考える必要がある。 アメリカはインターネットの地の利や自国のインターネット企業などを利用して、またテロとの戦いを建前に個人情報を多く搾取しインテリジェンスとして活用ている。 また、自国に有利である現状であれば、あらたな国際的なルールで制約などは設けず、むしろ自国に有利なようにルールや解釈を変える傾向にある。 サイバー領域では民間企業やインフラに対する攻撃も懸念となる。 アメリカのインフラは実は脆弱性が高いと言われている。国家としても民間企業にコストをかけたシステム刷新が強要できないため。 また、どの国でも民間企業が危ういのは、民間企業vs他国の国家など、の構図である。 民間企業もコストをかけて自社システムをサイバー攻撃から守ろうとするが、コストにも制限がある。攻撃元がが国家である場合コストでの対決ではどうしても不利になる。 日本はインテリジェンス機関全体に構造的欠陥がある。 これは、アメリカが第二次世界大戦後にうまく組み込んだ罠のようなものと言える。 陸上自衛隊はシギントに特化しており、自衛隊内に総合的なインテリジェンス機関が存在しない。 また、人事ローテーションが多いため専門家が育ちにくい。 日本は過去の歴史を振り返り、インテリジェンスがどのように国を救ったか、インテリジェンスを軽視するとどんな結末になるかを考え、構造的欠陥を無くしていく必要があると感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
わたしにとっては大変衝撃的な危機感を持つ本でした。 「戦争論」で有名なクラウゼヴィッツの一文「戦争とは力をもってわが意思を相手に強要することである」を、これこそが戦争の定義だと思う。「力ずくで相手国を従わせること」と解説してくれています。 その戦争の「力」を三つの力、軍事力、お金・経済力、知恵・情報力の、軍事戦争、経済戦争、情報戦争の中で、世界はすでに今、情報戦争の時代に入っている、と警告を発せられています。 いまの日本は完全に、アメリカだけでなくて、近隣諸国からも「情報戦争」でいいようにやられっぱなしです。 武器の代わりに情報を武器として使う、目に見えないように自分たちの意思を強要する。 他国を貶めることで、自分たちの国のステータスが上がり、製品が売れて、情報を操作することによって自国に有利になるのなら、それで目的は達成される。 第5章では日本のサイバーインテリジェンスの状況と問題点、重要性を書かれていています。 近代国家のもっとも重要な役割は、そこで暮らす人々の安全な生活を保障すること、とりわけ外敵から国民の生命や財産を守ることである。 世界はすでに「情報戦争」の真っただ中にあり、世界各国がサイバーインテリジェンスに力を入れている今、周囲が急速に進む中、日本だけがゆっくりと進めば、それは事実上の後退なのだ。 インテリジェンスに必要なのは選別と分析の能力 日本のインテリジェンスが弱い理由 意図的に組み込まれた「構造的欠陥」 独力では決して戦えない仕組み 専門家を養成しにくい人事システム 日本がカルタゴの轍を踏まないための、カルタゴの運命に何を学ぶか この本の出版は2015年です。 いまの日本の状況は経済力も落ちて、自然災害も多くて、5年前よりもさらに悪くなってしまっているようにしか思えません。
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