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Masato
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Masato

岩城けい(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784087716214

Masato

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商品レビュー

4.1

43件のお客様レビュー

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2023/01/03

いきなりオーストラリアへの単身赴任にともなって地元の小学校に放り込まれたマサト。英語が話せることが安定につながると思い込む親の安定は、日本の中での安定でしかなく、ダイバーシティを受け止められない母と仕事に夢中で週末ぐらいしか息子を見てやれていない父と、一人異郷での適応に悪戦苦闘し...

いきなりオーストラリアへの単身赴任にともなって地元の小学校に放り込まれたマサト。英語が話せることが安定につながると思い込む親の安定は、日本の中での安定でしかなく、ダイバーシティを受け止められない母と仕事に夢中で週末ぐらいしか息子を見てやれていない父と、一人異郷での適応に悪戦苦闘し少しずつひとり立ちするマサト。いい小説でした。

Posted by ブクログ

2022/12/25

父親の赴任先のオーストラリアへ家族とともに引っ越し、現地の小学校へ転校した真人。 転校早々はイジメにあったり色々大変だったが、言葉を覚えるとともにすっかり現地社会に馴染んでいく。 しかし母親は一向に馴染まず、日本へ帰りたがる。 真人が馴染めば馴染むほど母親は真人ともに日本へ帰りた...

父親の赴任先のオーストラリアへ家族とともに引っ越し、現地の小学校へ転校した真人。 転校早々はイジメにあったり色々大変だったが、言葉を覚えるとともにすっかり現地社会に馴染んでいく。 しかし母親は一向に馴染まず、日本へ帰りたがる。 真人が馴染めば馴染むほど母親は真人ともに日本へ帰りたがる。 小学校5,6年生というと親から離れていこうとする時期。 真人の母親は真人が現地社会に馴染んでいくのと同時に自分の手から離れていく寂しさをどうにも受け入れられないのだろう。 自分が理解できない言葉で今まで自分の腕の中にいた息子が喋る、通常でも親の庇護のもとから飛び出そうとする子どもにやるせなさを覚えるだろうに、自分が理解できない言語で反論されたらそりゃたまらないだろうとは思う。 息子を持つ身としては理解できなくもない。 様々な仲間がいたから真人は成長していけたのだろう。 皆、何処でも色んな葛藤を抱えながら大人になっていく。 空港での別れのシーン、真人が大人に向かって自分の足で第一歩を踏み出した。

Posted by ブクログ

2021/12/19

日本から父の仕事でオーストラリアにやって来た5年生の真人。言葉も文化も分からず、友だちもいない。けど得意なサッカーや好きな虫を通して、仲間が広がって明日の楽しみが増えていく様子に、一緒にワクワクして読み進めました。学校には他にも異文化からの生徒がいて、それぞれか抱えていることも盛...

日本から父の仕事でオーストラリアにやって来た5年生の真人。言葉も文化も分からず、友だちもいない。けど得意なサッカーや好きな虫を通して、仲間が広がって明日の楽しみが増えていく様子に、一緒にワクワクして読み進めました。学校には他にも異文化からの生徒がいて、それぞれか抱えていることも盛り込まれストーリーが深められています。 馴染んでいく真人の一方、母親は言葉の壁を乗り越えられずストレスを抱え、真人に対しても苛立ちを高めていく。 自分が何を選ぶべきなのか、どうしたいのかもがきながら進んでいく真人から目が離せず一気読みでした。

Posted by ブクログ