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睡眠障害の子どもたち 子どもの脳と体を育てる睡眠学 子どものこころの発達を知るシリーズ06
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 合同出版 |
発売年月日 | 2015/08/26 |
JAN | 9784772611480 |
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睡眠障害の子どもたち
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睡眠、体内時計のメカニズムの解説から、子どもの不眠症について、睡眠時に起こるさまざまな症状、寝るべきでないときにも寝てしまう過眠症のさまざまな種類について解説されている。 今まで読んだ同じシリーズの「自傷」、「不安障害」よりも医学的な話が多い感じがして、見かけよりはちょっと読...
睡眠、体内時計のメカニズムの解説から、子どもの不眠症について、睡眠時に起こるさまざまな症状、寝るべきでないときにも寝てしまう過眠症のさまざまな種類について解説されている。 今まで読んだ同じシリーズの「自傷」、「不安障害」よりも医学的な話が多い感じがして、見かけよりはちょっと読みにくいかなと思った。けれど「睡眠教育」というのは、親も含めてもっと小学校の時から徹底的にやっておくべきなんじゃないかなあと思う。こういう時代だからこそ、保健、という科目はもっと早いうちからやるべきだよなあと思う。 「日本では『寝かしつけ』というと乳幼児期に限定される印象がありますが、思春期までをふくめた広い年代について、家庭での睡眠教育とこれに即した睡眠習慣の実践が必要です。」(p.19)という部分が印象的。 過眠症?と思われる生徒がいて、生徒への興味からこの本を読んだが、結局自分の睡眠を見直すことになった。「レム睡眠の役割として、中枢神経系の発達に関連しているという説や、昼間に多く学習した日は、その日のレム睡眠の割合が増えることから、記憶情報処理に重要な働きをしているという説などもあります。」(p.20)の後半部分は、なんか納得する。というかピアノを趣味でやっているが、寝て次の日に弾けた、という経験をすると、やっぱり寝るって大事なんだろうなあと直感的に思う。なんかイメージとしては、睡眠って頭の中の掃除をしてくれる、みたいな感じ。 あとはどこかの本の感想でも書いたかもしれないけど、ベテランの先生が「『生徒が授業で寝るのはそういう授業をする教員が悪い』って昔は言ってたけど、最近の子は、寝る。もうこんなこと言えない」と言ったてたことと結びつけると、それはひとえにゲームとスマホの影響で、夜にいつまでも目から光を浴びているからだと思う。そしてなんか年単位で寝る生徒が増えている気もする昨今、この本は2015年に書かれたものだが、今はどうなのか、そしてこれ以上にこの事態の悪化が進んでいくのか、著者たちに分析して欲しい。(23/04)
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個人的にはほとんど既知の内容であったが、子どもの睡眠の問題に関心のある読者にとっては良い本だと思う。基本的なことがわかりやすく書いてある。図表などの資料も豊富で、大学生であれば、巻末の参考文献のリストはレポートの執筆際に役立つと思う。
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睡眠は3つのメカニズムからなる。1つは、昼間の活動による疲れから恒常性維持機能(ホメオスタシス)による制御。2つ目は夜になると眠るという体内時計によるもの。3つ目は情動覚醒系。身に危険を感じたとき起きる本能的なものと大事な用事があるため起きなければならないという社会生活に関わるも...
睡眠は3つのメカニズムからなる。1つは、昼間の活動による疲れから恒常性維持機能(ホメオスタシス)による制御。2つ目は夜になると眠るという体内時計によるもの。3つ目は情動覚醒系。身に危険を感じたとき起きる本能的なものと大事な用事があるため起きなければならないという社会生活に関わるもの。ストレスが多くびくびくしている状態では、この情動覚醒系が働き、小さな物音でも起きてしまい身体に不調をきたす原因ともなる。アメリカで実施された調査によれば親のしつける就床時刻と抑うつ症状との間に関係性があることが明らかになっている。本書では昼夜が逆転しリズム障害に陥る子供、過眠症、不眠症、睡眠時随伴症、睡眠時無呼吸症候群など、様々な睡眠障害について詳説されている。子供に安心して眠れる環境をつくってやることが大人の責務。深く自覚させられた。
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