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夕暮れの時間に
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2015/08/24 |
JAN | 9784309023991 |
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
かつては、空襲がないだけで、家族が一緒にいられたら、腹いっぱい食べられたら、とか、あまり議論の必要のない幸福があり、老若男女の共感を得ていた。今や、その多くの「幸福」が達成され・・・、改めて幸福が問われているが、そもそも幸福は感じるもので論じるものではない。山田太一「夕暮れの時...
かつては、空襲がないだけで、家族が一緒にいられたら、腹いっぱい食べられたら、とか、あまり議論の必要のない幸福があり、老若男女の共感を得ていた。今や、その多くの「幸福」が達成され・・・、改めて幸福が問われているが、そもそも幸福は感じるもので論じるものではない。山田太一「夕暮れの時間に」、2015.8発行、読み応えのあるエッセイ集です。後半は知らない方々の話もあり、ついていけないところもありましたが。
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“くりかえしてしまうということには、通念では把らえられないなにものかがいろいろひそんでいるような思いがある”(p.50) “「あきらめること」「我慢すること」を敗北としないで、もう少し自然に肯定する空気があってもいいと思っていた。”(p.158)
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タイトルどおり老境に入った山田太一らしいエッセイ集。山田太一らしさは硬直化した常識に囚われず真実を汲み取を汲み取るしなやかな視点ですね。 最初の「脱・幸福論」なんてがそうですね。 『生きるためには、どうしてもいくらかの幸福感が必要で、それは個別の境遇、年齢、体力、性格やらなにやら...
タイトルどおり老境に入った山田太一らしいエッセイ集。山田太一らしさは硬直化した常識に囚われず真実を汲み取を汲み取るしなやかな視点ですね。 最初の「脱・幸福論」なんてがそうですね。 『生きるためには、どうしてもいくらかの幸福感が必要で、それは個別の境遇、年齢、体力、性格やらなにやらに寄り添ってある程度自然に湧いてくるものだと思う。死のうとしていてもいきなりナイフを突き出されればよけるようなもので、人間はおおむね生きようとするように出来ているのだから、それに必要な幸福感は、はた目にはいかも情けないものであっても湧いてくるのだと思う。少なくとも私は、そのくらいに思って、幸福を大げさに考えず、論じすぎないで、その都度湧いてくくる幸福感を頼りに、なんとか生きて行きたいものだと願っている。』 大上段に言い切ろうとしない山田太一らしい。 「数秒の笑顔」も好きですね。昔トイレを間違え山田太一とすれ違った女性の笑顔をまだ覚えていている。『「なにかのはめで道徳論を書かざるをえないことになれば、わたしは義務の第一位に上きげんをもってくるに違いない」-アラン「人生論集」 老境ならではの意見も印象に残る。 「このごろの話」『私たちは若さのなんたるかを知ることなく少年時代を去り、結婚の意味を知らずに結婚し、老境に入るときですら、自分が何に向かって歩んでいるかをしらない。つまり、老人はおのれの老齢に無知な子供なのだ。」-「小説の精神/ミラン・クンデラ」 シナリオライターとしては、「ぼくの大切な友だち」「物語と小説の違いは、小説には人生があり物語にはない」がある。彼の中では現実にありそうな話が小説で、非リアルなのが物語となるらしい。その融合で小説やドラマはできているという見方ですね。なるほど。 もっともあちこちの雑誌に書いたエッセイをまとめたもので、オピニオン・リーダー的なものは少しすくない。毎日何を食べてるかなんて話が面白かったりする。 最後は「波」あたりに載せた書評で、ちょっとトーンがさがる。
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