1,800円以上の注文で送料無料

文学生産の哲学 サドからフーコーまで
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

文学生産の哲学 サドからフーコーまで

ピエール・マシュレ(著者), 小倉孝誠(訳者)

追加する に追加する

文学生産の哲学 サドからフーコーまで

定価 ¥5,280

2,090 定価より3,190円(60%)おトク

獲得ポイント19P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 1994/02/25
JAN 9784938661861

文学生産の哲学

¥2,090

商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/07/02

2010/7/2大学図書館で借りる p215 世界は一冊の書物、いやむしろ書物の総体である。 p217 ヘーゲルによれば、象徴とは、感覚的な内容のなかに具現し、両義的な形式をまといながら素描されるだけの精神的な内容を表す、未熟なるがゆえに不完全な啓示にほかならない。 「物質...

2010/7/2大学図書館で借りる p215 世界は一冊の書物、いやむしろ書物の総体である。 p217 ヘーゲルによれば、象徴とは、感覚的な内容のなかに具現し、両義的な形式をまといながら素描されるだけの精神的な内容を表す、未熟なるがゆえに不完全な啓示にほかならない。 「物質がこれほどの力を持つためには、精神を内包していなければならない」とアントワーヌが言うとき、アントワーヌもまた確かにヘーゲルと似たような考え方に言及しているように思われる。 p222 ところで、アントワーヌはここでヘーゲルの肩越しにスピノザを読んでいる。「実体」を、事物の全体にそれが併呑される絶対的な起源を付与してやる不確定な基礎である深淵として捉える絶望的な解釈のしかたは、アントワーヌがヘーゲルから教わったものである。 p226 1856年に出版され、1865年にフランス語に翻訳されたビュヒナーの大著の表題『力と物質』によく示されていた。とりわけ、この唯物論は要素の唯物論とは何の関係もなく、そこでは原子という概念は考慮に入っていない。 p230 物質になること。この無限の夢、内在性において把握された世界と絶対的に一体化したいというこの狂おしいまでの願いは、口にされると同時に消えうせてしまう。・・・ p232 作家の企図は、物質になりたいという欲望において極まるのだが、この欲望は過激なかたちをまとうことになる。物資になること、それはあらゆるもののなかに存在し、あらゆるものを所有し、それらに吸収されると同時に吸収することでもあるからだ。 p238 底辺の事物と上層の事物のあいだに成り立ち、同化と膨張という一見正反対の操作を結びつけるこの恒常的な循環は、十九世紀の半ばにペール・ルルーの名を有名にした「循環」の理論を思わせる。個人のレベルでは生産と消費が完全に一致する、と説くこの理論は、意外な手段を用いて、言葉の絶対的な意味における人間世界の出現、つまりまったく人間自身から生まれた世界の実現をめざしていた。・・・ p239 「客観的なものを吸収しましょう。そして、この不思議な変化の秘密が誰にも分からないようにして、それがわれわれの体内を流れ、外部に出て犀星さんされるようにしましょう。われわれ作家の心というのは、他人の心を感じるためだけに役立つべきなのです。外部の真実を映す拡大鏡になりましょう」。・・・ p242 没我的ということは、・・・ p243 極端な言い方をすれば、・・・ p244-245 p248 「ルーセルの・・・」 p250 ルーセルは文学に・・・ p251 すべてを・・・ ところが、ルーセルが一貫して・・・ p252 『狂気の歴史』は、・・・ われわれの・・・ p254 言葉は、ほとんど・・・ p255 言葉は物について・・・ p256 言葉というのはいつでもそうだった・・・ p257 ルーセルの方法とその哲学・・・ ★p258 人が言うことと絶えず齟齬をきたすのが事物の本質・・・ ★p261 言語が根本的に語るべきこと、・・・ p262 「言語において・・・」 意味の網目が・・・ p265 自然が規則性を剥奪する・・・ p271 歴史への道を・・・ p272 文学は法律や宗教などと・・・ p275 文学のエクリチュールは、・・・ p276 以上のことを比喩を使わずに・・・ p277 なぜなら、文学は・・・ 文学テクストの・・・ p278 このようにして文学的哲学は・・・ p280 不安をもたらすのだ。・・・ p283 というのも、世界は書物を介して語られることがなければ、それほど真実味にあふれたものではないだろうからである。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品