知識ゼロからの 会社の継ぎ方・事業承継入門

真部敏巳(著者), 河合保弘(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2015/08/27
• JAN: 9784344903012

商品レビュー

2021/12/06

非上場株式の贈与税・相続税を軽減する特例が出されている。また、事業継承に必要な資金の融資・保証制度の引き継ぎ利用ができる。

経営環境分析によく使われる手法。
PEST分析
P政治　E経済　S社会　T技術

SWOT分析
S強み　W弱み　O機会　　T脅威

3C分析
競合・自社・顧客

5F
競合間の敵対関係の周りに囲む
新規参入、供給の支配力、代替品の登場、顧客の交渉力

金銭に換算できない、無形財産として、取引先との関係や映画権、信用や技術面

評価の必要な資産
現金
売掛金
受け取り手形
商品の在庫
原材料
機械
土地
建物

経営リスクを洗いだし、承継前に改善する。
広い視野ではなくなるべく細分化し見て、改善。
例えば、経営者の急死、ノウハウ低下　表面化のリスク
水面下に潜むリスク　景気悪化、業界再編

MBOマネジメントバイアウト　役員による株式買収
EBOエンプロイーバイアウト　従業員による株式買収
多額の金額は持っていないため、継げない？
だが、経営良好で、将来性がある企業の場合金融機関からの融資や投資ファンドの出資可能

風通しの会社にするために
⚪︎メディア
決算公告を行う、毎期必ず公告をだす。
求人情報は常に最新に
⚪︎従業員
報連相を徹底
役員報酬を公開。役員報酬が不透明だと従業員から不信感を抱かれる。業績に応じた適正な役員報酬を開示し、従業員の理解を得る。

運営面の整備
リスク回避
支払いが遅れがちな取引先がある→改善されない場合そのような取引先との契約を徐々に減らす。
仕入れ先を一社ないし少数に頼っている→仕入れ先を広げる自社調達を心がける
売り上げが思わしくない事業がある→人事異動、広報活動、資金調達などで売り上げアップに取り組む。
販売先が大手ないし、数社に偏る→リスク分散のため販売先を増やす
繁忙期と閑散期が偏っている→定期的に営業を行い、安定して売り上げを確保する仕組みを作る。

売り上げが思わしくない事業については一部事業譲渡で削減。

●1株を持っていると訴訟を起こせてしまう。訴訟リスクを減らすためにも少数株主の株式を買い取る
注意点：場合によっては、譲渡所得税などの税金がかかることもある、自己株式として買い取る場合所得数に制限がある。

スクイーズ・アウト
1000株ごとに1株発行することができ。約分ではないけど単位を減らせる？
経営者が株式90%の議決権を持っていると強制的に株式を買い取ることができる。

節税
経営者が所有していた事業用宅地（不動産貸付事業以外）を後継者が相続した場合、申告期限までに事業を継承した時、宅地の場合400㎡までこ面積について、評価額の80%が減額される。
会社が化している土地は評価額が安くなる！

●暦年課税
110万円の基礎控除が毎年使えるため、少額ずつ贈与すれば金額の制限なく非課税で増税できることができる。
⚪︎経営者が生存中に後継者に株式や事業用資金を贈与する際、基礎控除を利用すれば、税負担の軽減ができる。
贈与税は二種あり、
暦年課税と相続時精算課税
相続時精算課税は2500万円までは非課税になる。この制度を使って相続する場合贈与された財産は相続時に相続税の課税対象になるが、早期に贈与して運用することで納税資金対策ができる。

相続税・贈与税に納税猶予の特例がある