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復讐者たち 新版 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/08/22 |
JAN | 9784150504434 |
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復讐者たち 新版
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
有名な?落合信彦の「20世紀最後の真実」の種本の一つと文中で分かる本。フリッツ・バウアーを初めて紹介した本だと「エルサレム〈以前〉のアイヒマン」にあるが、どうも「盛っている」感じがしてならない。復讐者が殺したという「ドイツ人の戦犯」は実はイスラエルの地に向かおうとした生き残った...
有名な?落合信彦の「20世紀最後の真実」の種本の一つと文中で分かる本。フリッツ・バウアーを初めて紹介した本だと「エルサレム〈以前〉のアイヒマン」にあるが、どうも「盛っている」感じがしてならない。復讐者が殺したという「ドイツ人の戦犯」は実はイスラエルの地に向かおうとした生き残ったゲットーのユダヤ人評議会やユダヤ人警察の関係者だったり強制収容所のカポーだったりして。「モサド・ファイル」にあるようにオットー・スコルツェニーはエジプトでのミサイル開発の情報を仕入れる為にモサドが雇用しているのが実情になるが、まだ本人が生きているのもあって書けない時期の本なので「ヨーロッパで一番危険な男」のままだ。 何故、復讐者達は連合国側と裏取引したので戦犯裁判にかけられなかったカール・ヴォルフ、エーリヒ・フォン・デム・バッハーツェレフスキーとワルシャワ蜂起当時の部下のハインツ・ラインファルトといったSSの将軍達には手出ししないのか?
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戦争の敗色が濃くなってくると、ナチスの高官たちは罪から逃れようと世界中に逃亡した。 ユダヤ人虐殺によって大切なひとを失った多くの人々は、逃げる高官たちを追う。 復讐するために。 ナチスによって苦しめられた人々の中には、復讐を決意するひとも勿論いただろうとは思っていた。 今までそ...
戦争の敗色が濃くなってくると、ナチスの高官たちは罪から逃れようと世界中に逃亡した。 ユダヤ人虐殺によって大切なひとを失った多くの人々は、逃げる高官たちを追う。 復讐するために。 ナチスによって苦しめられた人々の中には、復讐を決意するひとも勿論いただろうとは思っていた。 今までそういう人々について書かれたものを読んだことがなかったため、ぼんやりと思っていた虐げられた人々の恨みを今回知ることになった。 不当に傷つけられたひとが、その相手を恨む気持ちは十分に理解できる。 復讐しなければ、その先の人生に踏み出せない。自分が生きるためにもけじめをつけたい。 そういった気持ちは忖度できる。 それでもやはり、復讐というものには虚しさが残る。 戦争というものは、本当に何も生み出さない。悲しみや怒り、憎しみしか生まない。 昔から何度も繰り返された戦争。人間とは歴史から何も学ばない愚かな生き物だ。 ナチス高官の逃亡にはバチカンも大きく関与していた。 これは衝撃を受けると共に、やっぱりと感じた。 障害者の安楽死計画、ユダヤ人迫害、こういった行為を黙認するにとどまらず関与していたという事実は、キリスト教徒であるわたしにはとても哀しく辛い。 バチカンの考えに同調せず、自分の命を賭けて抵抗した司祭たちもいたとは思う。それでもキリスト教徒の手本たるバチカンの態度には落胆する。 キリスト教の歴史で、ユダヤ人が行ったことをわかってはいても。 復讐の色々を読んだ中で印象に残ったひとつがある。 ナチスの人物は、戦中ユダヤ人の所有物を盗んだという疑いに対しては侮辱だと腹を立てる。しかし、ユダヤ人を殺した疑いに対しては命令だったと言い訳はするが侮辱だとは言わない。これは、ユダヤ人を殺害することは不名誉なことだと思っていないことの表れだろう。心のどこかで尊い行いだと信じていた。 これは大変恐ろしい。 ある特定の民族を迫害することの、どこが尊い行いだというのだろう。 ヒトラーをはじめ、ボルマン、メンゲレ、アイヒマンたち。 有名なナチス高官たちは、ある者は自決し、ある者は逃げきり、ある者は執念の追跡によって捕まる。 どのような形で命を終えたとしても、心からの後悔や反省をした者はいなかったのだろうと思う。 最期まで自分には責任はないと思うか、崇高な目的のためだったと信じていただろう。 しかしそれは、彼等が特に邪悪だったり卑怯だったりしたわけではない。きっと誰もがヒトラーやボルマン、メンゲレ、アイヒマンになり得た。 わたしだって、自分は違うと思い込んでいるあなただって。 何度となく繰り返されてきた戦争。 もう今度こそ歴史から学び、繰り返されることのないよう祈る。
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ユダヤ人の迫害関連の2冊目。ナチスに対する復讐劇のノンフィクションもの。ナチスが何をしていたかも垣間見れて興味深い。ニュールンベルク裁判ではユダヤ人の検事がひとりも居らず、ユダヤ人に対する復讐は法ではなされて居らなかった。かえってナチスを守る方向に働いて、ユダヤ人に対しては世界は...
ユダヤ人の迫害関連の2冊目。ナチスに対する復讐劇のノンフィクションもの。ナチスが何をしていたかも垣間見れて興味深い。ニュールンベルク裁判ではユダヤ人の検事がひとりも居らず、ユダヤ人に対する復讐は法ではなされて居らなかった。かえってナチスを守る方向に働いて、ユダヤ人に対しては世界は冷めた(無知ゆえの?)反応だったという事が、当時の雰囲気を知らないものには驚きであった。 バランスを取るために、落合信彦の「20世紀最後の真実」を再読したいと思った。 星四つ。
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