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Yの木
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Yの木

辻原登(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784163903200

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商品レビュー

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みんなの感想まとめ
  • Yの木
  • 哀しみの深淵
  • 短編文学
  • 人間関係の葛藤
  • 文学的深み
  • 自死の影響
  • 兄弟の微妙な感情
  • ラグビー観戦の運命
  • 失った人への思い
  • 文学愛好者向け

深く切実な哀しみを描いたこの作品は、表題作「Yの木」と三つの短編から成り立っています。短編それぞれが独自の情景描写と感情を持ち、特に「たそがれ」では兄弟の関係を通じて生まれる微妙な感情が印象的です。「首飾り」では、主人公が抱える秘密と誤解が緊張感を生み出し、「シンビン」ではラグビー観戦を通じて彼女の運命が重なり合う様子が描かれ、読者を引き込む要素が満載です。作品全体を通して、文学的な深みを感じさせる中で、登場人物たちの心情に寄り添うような体験が得られます。特に、文学に対する知識が豊富な読者には、実在の作家や作品が織り交ぜられている点が楽しめることでしょう。全編を通じて、文学の楽しさと人間の複雑な感情が鮮やかに描かれています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/11/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々に著者の作品が読みたくなって、図書館で目に付いたものを借りてみました。 短編3つと中編1つが収録されており、どれも物悲しい物語でした。 が、なんといっても印象的だったのはタイトルにもなっているYの木・・・ 主人公は、新人賞をとって遅咲きの作家デビューを果たすも文芸誌掲載だけでは食べてはいけず、また彼の純文学は古いと批評を受け、少年少女小説に鞍替えし活路を見出してゆきます。 しかしそれも次第に発表の場を失っていき、最後は時代小説に転向しようとするがそれもなかなかうまくいきません。そうこうしているうちに、明るく楽観的で経済的にも彼を支えていた妻が、56歳という若さで肺炎であっけなく逝ってしまいます・・・ 妻を亡くして4年。 時代から取り残された68歳の彼は創作活動にも行き詰ったまま、経済的な不安もあり、次第に26年前に59歳で自死した友人のことを思い出し、死への誘惑に駆られてゆく・・・という物語です。 主人公の孤独は決して他人事ではなく、私も夫と二人暮らしなので身につまされました。 特に、自死を考えるにあたり、遺書を残そうにも残すあてもない、と思う彼の深い孤独が痛々しくて泣けました。 妻の死から4年、というのも衝動にかられたわけではないところが切なかったし、主人公の場合、文学への深い造詣が裏目に出た事もありますけど、経済的不安も現実的には不安を大きくさせたことでしょう。 生きていく糧を最後まで持ち続けていける精神面を作りあげ、金銭面での不安を取り除く準備は今から考えるべきだと思いました。 それが出来ている人は、例えば「ポツンと一軒家」に登場される高齢者の方なんかなんでしょうね。。

Posted by ブクログ

2020/04/30

初読みの著作。1990年に「村の名前」で芥川賞、1999年に「翔べ麒麟」で読売文学賞、その他の作品では谷崎潤一郎賞や川端康成文学賞や大佛次郎賞等々受賞されている。 先日「卍どもえ」と言う本を見かけて気になっていたのが、この著者だった偶然。これは表題作+短編3作を収めた作品で、ま...

初読みの著作。1990年に「村の名前」で芥川賞、1999年に「翔べ麒麟」で読売文学賞、その他の作品では谷崎潤一郎賞や川端康成文学賞や大佛次郎賞等々受賞されている。 先日「卍どもえ」と言う本を見かけて気になっていたのが、この著者だった偶然。これは表題作+短編3作を収めた作品で、まぁ芥川賞だなと。 最初の「たそがれ」では弟の感情に移入。他人がする親族の話に対する不快感。読者には分かる姉の嘘と仕事。「首飾り」では疚しくないのに帰国後の妻の発言にドキリ。誤解ってどこまで解けるものなのか。「シンビン」の強かな女性がラグビー観戦。 まぁ全編不思議な感情になる。先日Twitterでこんな呟きを見た。「本が好きな人は2種類に分かれる。物語が好きな人と、言葉が好きな人に」納得。私は前者だなと実感。芥川賞受賞作は言葉が好きな人に寄って読まないと楽しめないな。直木賞は物語が好きな人向きか。

Posted by ブクログ

2016/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集みたいです。  たそがれ を読んで。なんか心に残るというか、心地よくなでられるような文章で、この作者すごいなって感じた。大阪環状線はよく利用していたので、よりリアルに情景が浮かんだ。静雄の黄昏はゆっくり過ぎていくのに対し、文乃の黄昏は一瞬で終わってしまう描写にぐっときました。  首飾り 途中グレン・グールドが出てきてテンションあがりました(笑)音楽知識が足りないなぁと感じました。  Yの木は読み切れませんでした。あぁ~

Posted by ブクログ

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