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沖縄の人とブタ 産業社会における人と動物の民族誌 プリミエ・コレクション52
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 京都大学学術出版会 |
発売年月日 | 2015/03/01 |
JAN | 9784876980758 |
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沖縄の人とブタ
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筑波大学に提出された博士論文が元になっている。養豚場・屠殺場・市場で、参与観察を行った緻密な記述。 戦後しばらくの時期まで、沖縄の一般家庭ではブタを自家飼育・自家屠殺していた。養豚の産業化=専業化=多頭飼育に伴い、生体としてのブタは人間の居住空間から隔離された。そのときついに沖...
筑波大学に提出された博士論文が元になっている。養豚場・屠殺場・市場で、参与観察を行った緻密な記述。 戦後しばらくの時期まで、沖縄の一般家庭ではブタを自家飼育・自家屠殺していた。養豚の産業化=専業化=多頭飼育に伴い、生体としてのブタは人間の居住空間から隔離された。そのときついに沖縄人は、かつては密接な関係にあったブタを「くさい動物」と認識するに至った。 沖縄は豚肉食の文化、としばしば肯定的に語られるが、「ブタへの嫌悪と肉への嗜好性という相矛盾する態度の併存」という本書が提示する視点は新鮮……というか、確かに言われてみればそうだ、と感じた。実際、現代を生きる我々は、豚肉を好んで食うくせに、あまりにもブタについて知らない(知る機会が巧妙に絶たれている)。 ブタとの接触を嫌う養豚場の社長がいる一方で、ある従業員は自ら雄ブタの役を演じながら人工授精を行うなど、一つの養豚場内でもさまざまなブタとの関わり方があることを示した第4章。自家屠殺の経験の有無による世代差が、市場での振る舞いに現れることを明らかにした第6章は特に興味深く読んだ。
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