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食味風々録 中公文庫
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食味風々録 中公文庫

阿川弘之(著者)

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食味風々録 中公文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2015/08/22
JAN 9784122061569

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食味風々録

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3.2

8件のお客様レビュー

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2024/04/11

阿川弘之のエッセイ集『食味風々録(しょくみぶうぶうろく)』を読みました。 阿川弘之の作品は先月に読んだ『阿川弘之座談集 言葉と礼節』以来ですね。 ------ 生まれて初めて食べたチーズ、向田邦子との美味談義、海軍時代の食事話など、多彩な料理と交友を綴る、自叙伝的食随筆。 〈巻...

阿川弘之のエッセイ集『食味風々録(しょくみぶうぶうろく)』を読みました。 阿川弘之の作品は先月に読んだ『阿川弘之座談集 言葉と礼節』以来ですね。 ------ 生まれて初めて食べたチーズ、向田邦子との美味談義、海軍時代の食事話など、多彩な料理と交友を綴る、自叙伝的食随筆。 〈巻末対談〉阿川佐和子 〈解説〉奥本大三郎 ------ 2001年(平成13年)に刊行された作品……第53回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞作です。  ■光の味・カレーの味  ■ひじきの二度めし  ■牛の尾のシチュー  ■ビール雑話  ■チーズの思い出  ■鰻  ■船の食事  ■まむし紀行  ■サンドイッチ  ■ハワイの美味  ■かいぐん  ■弁当恋しや  ■土筆づくし  ■ブルネイ料理  ■鯛の潮汁  ■鮎  ■卵料理さまざま  ■茸  ■福沢諭吉と鰹節  ■ビフテキとカツレツ  ■物くるる友  ■鮨とキャビアの物語  ■味の素  ■蟹狂乱  ■食堂車の思ひ出  ■甘味談義  ■置土産  ■対談 父さんはきっとおいしい(阿川弘之×阿川佐和子)  ■解説 奥本大三郎 食べ物の記憶は、これほどまでに思い出を鮮やかに甦らせるものだろうか……生まれて初めて食べたチーズの記憶、向田邦子と美味について語り合ったひととき、志賀直哉、斎藤茂吉など文士と鰻の話、敗戦をともに生き延びた海軍仲間の食事話など、いずれも人々の忘れがたい横顔を伝えるエピソードが心地よい、、、 同時に、食を媒介とした極上の自叙伝としても堪能できる……巻末に、阿川佐和子との父娘対談「父さんはきっとおいしい」を収録、読売文学賞受賞。 食にまつわるエピソードを綴った興味深いエッセイ集です……阿川弘之の食べ物に対する美的感覚や拘りが、向田邦子や志賀直哉、斎藤茂吉等との思い出とともに語られており、食べ物を通じて人々の様々な顔を知ることができましたね、、、 カレーにシチュー、ビール、チーズ、鰻、カツレツ、鮨、甘味 等々、おいしそうなものばかりが紹介されているので、読みながら食欲をそそられました……親子の温かな交流が感じられる阿川佐和子との対談も印象的でした。

Posted by ブクログ

2019/09/01

長旅にはぴったりの軽め、かつ、面白いエッセイ。 まぁこれだけ金があればおいしいものを食べられるんでしょうが、それでもフランス料理はおいしそうとは思えないですけど。

Posted by ブクログ

2016/11/24

尾道旅行のお供に選んでみたら、ご本人は広島市出身、尾道にゆかりの深い志賀直哉の最後のお弟子さんでもあるそうで。尾道の料亭でのお話も載っていて、偶然とはいえなんてドンピシャな本を選んだと自賛しました。 阿川佐和子さんの食へのこだわりをみるとお父様の阿川弘之さんも相当なものだと思われ...

尾道旅行のお供に選んでみたら、ご本人は広島市出身、尾道にゆかりの深い志賀直哉の最後のお弟子さんでもあるそうで。尾道の料亭でのお話も載っていて、偶然とはいえなんてドンピシャな本を選んだと自賛しました。 阿川佐和子さんの食へのこだわりをみるとお父様の阿川弘之さんも相当なものだと思われますし、こんなタイトルのエッセイをお書きとなれば、さぞや美味しいものの話が出てくるに違いないと期待も高まります。残念ながら時代的にも経済的にも隔たりがありすぎて、このエッセイに出てくるものはほとんど食べたことがないのですがそれでも想像力をかき立てられ、お酒の銘柄や飲み方なんかはまんま参考にさせていただきました。また各分野で名をなした方々との交流も興味深く、画家の梅原龍三郎夫妻とのパリでの食事は不首尾に終わったようですが羨ましくて思わず声を上げそうになりましたし、向田邦子さんとのたった一度の対談も実際の記事をリアルタイムで読んでみたかったと悔しくなりました。巻末の阿川佐和子さんとの対談も掛け合いが面白く、「子供に人権はない」と仰ったという逸話からは想像もできないほど親しみやすい父親像が垣間見えます。 美味しいものを食べるのに手間を惜しんではいけない、それはまさにその通りだと感じつつも、何かと理由をつけて暴飲暴食に走ってしまう我が身にはきつい一言も出てきます。日々、満腹になるよりも気持ちが満たされる食事をとりたいものだと思います。そのためには仕事もいないといけないし、何より自分の料理の腕を上げねば。あの阿川氏だって美味しいもののためにお台所に立ったんですから。

Posted by ブクログ

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