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ぼくたちに翼があったころ コルチャック先生と107人の子どもたち 世界傑作童話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 福音館書店 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784834081169 |
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ぼくたちに翼があったころ
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商品レビュー
4.7
5件のお客様レビュー
子どもが愛されるとはどういう事なのかが描かれている気がしました。 違う個性を持つ子どもたち一人一人に、それぞれに違うやり方で同じだけの愛情を注ぐコルチャック先生はほんとに素晴らしい人だなと尊敬しました。 この物語はフィクションな部分も入っていますが、きっと愛情を溢れる素晴らしい人...
子どもが愛されるとはどういう事なのかが描かれている気がしました。 違う個性を持つ子どもたち一人一人に、それぞれに違うやり方で同じだけの愛情を注ぐコルチャック先生はほんとに素晴らしい人だなと尊敬しました。 この物語はフィクションな部分も入っていますが、きっと愛情を溢れる素晴らしい人物だったのは間違いないんだと思います。
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ポーランドで小児科医、作家、そして孤児の教育に携わり、二次世界大戦のさなか自らもホロコーストの犠牲となったことで知られているヤヌシュ・コルチャック先生。 実在の彼の在りし日の姿、そして、ユダヤ人孤児たちのための養護施設「孤児たちの家」での子供たちの生活ぶりを、かつての同志や教え子...
ポーランドで小児科医、作家、そして孤児の教育に携わり、二次世界大戦のさなか自らもホロコーストの犠牲となったことで知られているヤヌシュ・コルチャック先生。 実在の彼の在りし日の姿、そして、ユダヤ人孤児たちのための養護施設「孤児たちの家」での子供たちの生活ぶりを、かつての同志や教え子たちの証言をもとに、架空の少年ヤネクの視点を通して描く。 本書の主人公ヤネクは早くに両親を亡くし、姉と二人きりで生きている。子供だけの極度の貧困生活。ヤネクは自慢の俊足を使い、うまく盗みを働き生活の糧を得るが、そのために酷い暴行を受け、片足が不自由になってしまっていた。姉も生活のために早々に結婚するが、相手の男はヤネクにとってはろくでなし。 ついには姉がわずかな伝手を頼って見つけた養護施設へとヤネクを入所させてしまう。 ――たったひとりのほんとうの家族に見捨てられた―― 姉への恨みと消えることのない思慕に揺れるヤネク。 しかし彼が入所した「孤児たちの家」には、さまざまな事情を抱えて施設で生活する百人以上の子供たちがいた。他人になかなか心を開けないヤネク。しかし彼は数々の失敗や経験を経ながら、だんだんと家の子供になってゆく。 コルチャック先生からのゆるぎない信頼と愛情、ひとりの人として尊重されながら、彼の庇護の下で子供たちは悩み、戸惑い、傷つけ合い、許し合い、成長し、やがては豊かな才能と可能性を翼にして世界に飛び立っていくはずだったのに。それなのに、世界は許してくれなかった――。 児童書だが、大人に読んで欲しいと思う。人生は大人だけのものではない。けれど大人のそれと切り離しては子供は生きていけない。 大人の寛容と責任を考えさせられた一冊。
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速い足を利用して盗みをしながら姉と生活してきた少年ヤネクは「かけこみ所」と呼ばれる孤児院で足にケガをさせられてしまい、走れなくなった。失意の彼に姉は、コルチャック先生の孤児院への入所を勧める。気が進まないながらもそこに行った彼は、ドクトル(コルチャック先生)の愛とその施設の人たち...
速い足を利用して盗みをしながら姉と生活してきた少年ヤネクは「かけこみ所」と呼ばれる孤児院で足にケガをさせられてしまい、走れなくなった。失意の彼に姉は、コルチャック先生の孤児院への入所を勧める。気が進まないながらもそこに行った彼は、ドクトル(コルチャック先生)の愛とその施設の人たちのお陰で少しずつ心がほぐれていく。やがて記者としての才能をドクトルに見いだされた彼は、施設内外の新聞作成に力を発揮していくが、その頃には暗い戦争の影がのびてきていた……。 実存した施設「孤児たちの家」を舞台に創作されたお話。 少年ヤネクの変化が無理なく描かれているので、施設が子ども達の心身にどのように影響していたか理解できる。 *******ここからはネタバレ******* 施設で生活する子ども達がいかに幸せであったかは、久しぶりに帰宅したヤネクが住みなれていた自分の家の酷さを見て驚く場面からも、施設を卒業した子ども達が理不尽なことの多い実社会に出て苦労する姿からも推察できます。 この幸せな家は、ユダヤ人たちの施設であったため、ゲットーに送られ、その後は強制収容所に行かされるのですが、ただ一人逃れることを許されたコルチャック先生も皆と運命と共にしました。 中学生以上として取り扱われていますが、すべての子どもと関わる人たちに読んでもらいたい本です。
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