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鬼神の如く 黒田叛臣伝
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784103280132 |
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鬼神の如く 黒田叛臣伝
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉室麟作品は、20冊目。 江戸時代の「黒田騒動」を基にしている。同騒動は詳細の記録が、黒田家/幕府側の双方で証拠を破棄(隠滅)させたらしく、詳細不明のため、歌舞伎や小説でいくつも題材になっているらしい。本作もフィクションであるが、とても楽しむことができた。 葉室さんの作品らしく、栗山大膳の生きざまが際立っている。(人はここまでできるのか?、と感じさせる)江戸時代の死生観や仁義といったものが、武家のあり方を考察させるのであろうか。 印象的な点は下記。 ★「兄上はなぜ間者などお引き受けになられたのでしょうか」「師匠に命じれたので、弟子として叛くわけにはいくまい」 ★「武蔵が強いのは、奴が死人だからだ」 ★やらずともわかることです。何事もやってみなければわからないのは愚か者です。 ★人も梅も同じだな。美しいものには香がある。 ★乱を起こすに、若いも年寄りもない。ただ、おのれの行く道を信じて迷わぬ者だけが力強き者に抗して立つのだ。 ★神を見失った者のそばからは、神は立ち去れます。どこまでも神を信じることでしか。ひとは生きていけないのです。 ★命を拾ったのは徳川家だ。…。ルソンへ兵を出せば、豊臣家同様、滅んでおったであろう。 ★一揆が強くなるわけは、…、怒りでござる。ひとは人である限り、おのれを虐げる者への怒りを忘れませぬ。…。それゆえ、命を賭して戦い、決して退きませぬ。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2015/11/post-3b3e.html
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黒田騒動。黒田家家老の栗山大膳が、虎視眈々と取り潰しを謀る幕府に対抗し、謀略の限りを尽くす。面白いね、まだ、戦国の動乱の気風残る時代に生きる人たちの生き様が、すごく魅力的。いっきに読みました。
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