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八月の光・あとかた 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2015/08/06 |
JAN | 9784094061802 |
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八月の光・あとかた
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八月の光・あとかた
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
繁内理恵さんの『戦争と児童文学』でくわしく紹介されていて、まだ読んだことがなかったので。 さまざまなバージョンがあるようなのだけど、単行本に2編足したこちらの電子版を読みました。 その日に起きることはだれもが知っているけれど、そこにはひとりひとりの事情があり、状況があり、けれど...
繁内理恵さんの『戦争と児童文学』でくわしく紹介されていて、まだ読んだことがなかったので。 さまざまなバージョンがあるようなのだけど、単行本に2編足したこちらの電子版を読みました。 その日に起きることはだれもが知っているけれど、そこにはひとりひとりの事情があり、状況があり、けれどもそれがすべて「○十万人」という数字で述べられるだけの圧倒的な暴力の前になぎ倒されていく。すさまじいことだ。 生きのこった者がまるで加害者のように自分を責め続ける「水の緘黙」がいちばん胸に迫ってきて何度も涙がこみあげた。 「あなたでも私でもよかった。焼かれて死んだのも、鼻をもがれたのも、石に焼きつけられたのも。あなたでも、私でもあった。死ぬのは誰でもかまわなかった」 「だからこそ、あの日を記憶しておかなければと思うのです。あの日を知らない人たちが、私達の記憶を自分のものとして分かち持てるように」 「サバイバーズ・ギルト」は、『アリとダンテ~』にも描かれていた。あちらはベトナム戦争。悲惨しかうまない。
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原爆に命を奪われたのは、ささやかな日常を生きているふつうの人たちでした。多くの命が一瞬で奪われることの恐怖、そしていつまでも消えない苦しみを静かに描いた連作短編です。10代に強くおすすめしたい、大人までみんなに読んで欲しい1冊。
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五つ作品で、8月に読むべき。真摯、静謐というのがいつもこの著者の作品の読後感。まっすぐ深いところに届く物語。
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