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不可能を可能に 点字の世界を駆けぬける 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784004315605 |
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
田中徹二『不可能を可能に』岩波新書 読了。点字で執筆された日点理事長によるエッセイ。点字・デイジー図書のネットワーク化、コンピュータ技術講習会の実施など、デジタル化の進展を取り込むことにより、視覚障害者の可能性を開かれたものとしてきたことが窺える。本書は少なくともその象徴だろう。...
田中徹二『不可能を可能に』岩波新書 読了。点字で執筆された日点理事長によるエッセイ。点字・デイジー図書のネットワーク化、コンピュータ技術講習会の実施など、デジタル化の進展を取り込むことにより、視覚障害者の可能性を開かれたものとしてきたことが窺える。本書は少なくともその象徴だろう。 2015/10/10
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点字に少し興味があって、しかし、だからといってすごく知りたかったというほどでもなく読み始めたら、とても面白かった。 点字がどんなシステムなのかも、初めて分かった。 しかも、今はそれをデジタルデータ化する時代だ。 アーカイブや、そのデータを管理するシステム、やり取りするネットワーク...
点字に少し興味があって、しかし、だからといってすごく知りたかったというほどでもなく読み始めたら、とても面白かった。 点字がどんなシステムなのかも、初めて分かった。 しかも、今はそれをデジタルデータ化する時代だ。 アーカイブや、そのデータを管理するシステム、やり取りするネットワークなどの整備が進んできていることも分かった。 日本点字図書館が、少ない予算の中で、こうした取り組みをしていたんだと。 後半はホーム柵など、公共空間でのバリアフリー化のことが話題になっていた。 意外だったのが、ドイツの例。 自己責任論が主流で、テレビ塔に盲導犬を連れて入ろうとしたら断られたとか、ホーム柵はないし、エレベーターの設置も6~8割だとか。 もちろん、日本には日本の課題もたくさんあるのだけれど、そういうインフラ整備が進みやすいらしい。 知らないことをたくさん知ることができた。 点字ボランティアにも、いつかチャレンジしてみたく思った。
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タイトルのとおり、点字とともに駆け抜けてきた著者の半生記。 著者の歴史でもあり、日本の点字界の歴史でもある。 仕事本としてもエッセイとしても点字の歴史としても、興味深くて面白かった。 十代で失明した著者は、点字を学び大学に通い、日本点字図書館や点字用具の発展をすぐそばで見ている...
タイトルのとおり、点字とともに駆け抜けてきた著者の半生記。 著者の歴史でもあり、日本の点字界の歴史でもある。 仕事本としてもエッセイとしても点字の歴史としても、興味深くて面白かった。 十代で失明した著者は、点字を学び大学に通い、日本点字図書館や点字用具の発展をすぐそばで見ている。(著者自身が立役者の一人でもある) だから、その時を知っている人の語りの面白さがある。 パソコンなどデジタルな手段が登場して生活が飛躍的にかわった、という話をみて、そうだよなと思った。 慣れてしまった今となっては「昔の人はこんな大変な思いをしていたのか、私にはできない」なんて簡単に言っちゃうけれど、それしかしらないときは大変だとは思いつつけっこうやれちゃうもんだよな。 余談だけど、昔は激動の時代を見た人の話を見聞きしても、たまたまその人がそこにいたと認識していた。 でも、ある程度の年を重ねてみて、いつでも誰でも過渡期の中にいるんだと思うようになった。 なんかそういうことを思った。 関連 『盲留学生』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4620906840 『音のない世界と音のある世界をつなぐ』 http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4005007767
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