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ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 海と月社 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784903212463 |
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ルシファー・エフェクト
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ルシファー・エフェクト
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商品レビュー
4.4
12件のお客様レビュー
[鹿大図書館・冊子体所蔵はコチラ] https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19314694 [鹿大図書館学生選書ツアーコメント] あなたは悪事に手を染めない自信はありますか? ー スタン...
[鹿大図書館・冊子体所蔵はコチラ] https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB19314694 [鹿大図書館学生選書ツアーコメント] あなたは悪事に手を染めない自信はありますか? ー スタンフォード監獄実験をリアルに再現した一冊 ー 本書はスタンフォード監獄実験を皮切りに、数々の悪に関する実験、アブグレイブ刑務所の虐待事件について詳細に述べられ、普通の人間が悪を許容し、自ら参加するようになる原因を探ってゆく本となっております。 タイトルにある「ルシファー」は堕落した天使の名前ですが、この天使と同様に、たとえ普通の人であっても、人間は誰しも悪に手を染める可能性を秘めております。その一方で、人間は悪の誘惑を断ち抗うことができる可能性も秘めているのです。 本書を読めば、過去の人間によって行われた残虐行為も英雄行為も、とても他人事の ようには思えなくなります。
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授業で監獄実験が取り扱われたため読了。807ページとかなり分厚く読むのに時間がかかるがその分読み応えがあり、ジンバルドー達の行った他の実験や実際に起きた捕虜虐待事件の分析といった興味深い内容が多くとても面白かった。 この本を読んで人は性善説や性悪説といった生まれつきに善悪のどち...
授業で監獄実験が取り扱われたため読了。807ページとかなり分厚く読むのに時間がかかるがその分読み応えがあり、ジンバルドー達の行った他の実験や実際に起きた捕虜虐待事件の分析といった興味深い内容が多くとても面白かった。 この本を読んで人は性善説や性悪説といった生まれつきに善悪のどちらかであるといったような議論が度々行われるが私はそのどちらでもなく、透明な布のようなものではないかと改めて感じた。
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有名な(悪名高い)スタンフォード監獄実験の全貌とアブグレイブ刑務所の虐待問題をメインにした本。 なんと800ページを超える大著。だけど、内容はストーリー的なので、わりと読みやすく、3日間くらいで読めたかな? ミルグラムのアイヒマン実験と同様に、普通の人がわりと簡単に残虐行為を...
有名な(悪名高い)スタンフォード監獄実験の全貌とアブグレイブ刑務所の虐待問題をメインにした本。 なんと800ページを超える大著。だけど、内容はストーリー的なので、わりと読みやすく、3日間くらいで読めたかな? ミルグラムのアイヒマン実験と同様に、普通の人がわりと簡単に残虐行為をやってしまうという結果なんだけど、アイヒマン実験が権威からの命令によって人が残酷になるという話しだったのに対して、こちらは刑務所というシステム、役割が残虐性を生み出すという話し。 70年代の初めに行われたスタンフォード監獄実験の内容とアブグレイブ刑務所で起きたことの類似性は驚くべきものがあって、人間の性の悲しさを感じてしまう。 ホロコーストに関する本とか、こうした心理学の本を読むと、もはや性善説的な人間観を維持するのは困難になりますね。 でも、人間って、性悪というか、利己的な面だけでできているわけでもなく、システムとか、役割、状況のなかで、条件が整えば、利他的なことも自然にやれるような存在なんですね。 もちろん、環境、システムに影響されるだけでなく、そうした状況にもかかわらず英雄的な行動を選択する人々、それも普通の人もいることも示されていて、そこに希望がある。 おそらくは、人間は遺伝子的に、性善説的な要素と性悪説的な要素を両方もっていて、それは両方が進化のプロセスのなかで必要であったからなんだろうと思う。 利他的な側面は、たぶん社会的な動物として、周りの人々と協働しながら、働いたり、お互いをケアし合ったりする必要性から有用で、利己的、残虐性は、自分の属する集団を他の集団から守るために有用だったんだろうと思う。 そして、一旦、なんらかの条件が整って、残虐なことをしてもいいスイッチが入ると、簡単に残虐行為をやってしまうというふうになっているんだろうなと思った。
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