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紀貫之 人物叢書 新装版
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紀貫之 人物叢書 新装版

目崎徳衛(著者)

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紀貫之 人物叢書 新装版

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 吉川弘文館
発売年月日 1985/11/01
JAN 9784642050180

紀貫之

¥990

商品レビュー

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2018/08/04

大岡信の『紀貫之』(筑摩書房)を読もうと思ったが、書庫に見つからない。その本のヒントになったという目崎徳衛『紀貫之』(吉川弘文館)を取り寄せて読んだ。 「童名は内教坊の阿古久曽(あこくそ)と号す」、内教坊とは宮廷の「女楽・踏歌をつかさどるところ」で、貫之はおしゃれなダンサーたちに...

大岡信の『紀貫之』(筑摩書房)を読もうと思ったが、書庫に見つからない。その本のヒントになったという目崎徳衛『紀貫之』(吉川弘文館)を取り寄せて読んだ。 「童名は内教坊の阿古久曽(あこくそ)と号す」、内教坊とは宮廷の「女楽・踏歌をつかさどるところ」で、貫之はおしゃれなダンサーたちに育てられたらしい。 「貫之が貴族社会の粋筋に当る教坊の内に生を享け、多くの歌姫・踊子たちから「阿古久曽」「阿古久曽」とマスコットのように可愛がられて育ったと考える方が、後年王朝文化を和風・女性風に転換する立役者となった彼にふさわしいと思う」29p なるほど。紀氏はもと武人の家系だが、ここに見事に転換できた。 紀貫之の『土佐日記』は女性をかたって書かれたが、女性ではありえない性的表現などがあり、すぐばれると目崎氏はいう。ただし大塚ひかり『女系図でみる驚きの日本史』によると、平安朝の貴族の女性の日記できわどい表現はけっこうあるらしいのだが・・・?。 大岡信の本を探したい。

Posted by ブクログ