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原爆投下 黙殺された極秘情報 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2015/07/30 |
JAN | 9784101283777 |
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原爆投下
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商品レビュー
4.6
7件のお客様レビュー
原爆を投下するための特殊任務機の動向を掴んでいたにもかかわらず、二度にわたり投下を阻止できなかった陸海軍上層部。 情報を掴んだ現場情報部員や、体当たりしても落とすと決意していた戦闘機搭乗員にも取材しており、それとの対比が、やるせなさを感じさせる。 肝心の情報が生かされなかった理由...
原爆を投下するための特殊任務機の動向を掴んでいたにもかかわらず、二度にわたり投下を阻止できなかった陸海軍上層部。 情報を掴んだ現場情報部員や、体当たりしても落とすと決意していた戦闘機搭乗員にも取材しており、それとの対比が、やるせなさを感じさせる。 肝心の情報が生かされなかった理由が、推測に留まり、その推測と、日本側の原爆被害調査とちうもう一つの情報がこちらの場合は米国への手土産として使われたのを対比して、わが国上層部の国民軽視であるとの結論に繋げるのは、結論の正しさとは別に、ちょっと結論の出し方が妥当だとは思えないし、肝心の部分に迫れなかったのは残念。 不要な推測や、執筆者の考えが出過ぎている部分はあるが、情報が生かされない組織の体質や、国民軽視の上層部、陸海軍情報部局の実態の一部を明らかにしている点では優れたノンフィクション。
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敢えて言おう、長崎原爆投下もしくは2発目の原爆の被害は防げた、と秀逸なノンフィクションである本作は語ってくれる。 情報を活用する方法や判断を間違えた。当時の大平洋戦争末期の日本と、そして、2011年の福島原発危機の日本においても。 未だ組織の空気を読めと言われがちな日本において、...
敢えて言おう、長崎原爆投下もしくは2発目の原爆の被害は防げた、と秀逸なノンフィクションである本作は語ってくれる。 情報を活用する方法や判断を間違えた。当時の大平洋戦争末期の日本と、そして、2011年の福島原発危機の日本においても。 未だ組織の空気を読めと言われがちな日本において、この作品の功績は計り知れない。 被爆者達の悲惨極まりない災難だけを追うのではなく、本当の犯人を執拗に追求する姿勢は、真のジャーナリズムだと思う。 そして、元外交官であり、加害者たる官僚の後輩たる佐藤優の解説も見逃せない。
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読みはじめるとすぐに止まらなくなり、一気に読了した。 丹念に検証された過去。 もちろん今だから、そうだったかもしれないと考えることが できたのだけなのかもしれない。 だけれど、ほんとうに、なぜそこに至らなかったか、 悔やんでも悔やみきれない現実が横たわる。 ほんの一瞬、ほんのわず...
読みはじめるとすぐに止まらなくなり、一気に読了した。 丹念に検証された過去。 もちろん今だから、そうだったかもしれないと考えることが できたのだけなのかもしれない。 だけれど、ほんとうに、なぜそこに至らなかったか、 悔やんでも悔やみきれない現実が横たわる。 ほんの一瞬、ほんのわずかな判断な差で、 何万もの命が助かったのだとしたら。 戦争はいけない。 それ以前に、 人は国という大きな単位の争いについて 考えるより先に、 個それぞれで、「他よりも」や「自分だけ」という私利私欲を 捨てなければならないと思う。 積み重なった結果が、 このような惨事となった。 そう思えてならない。
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