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チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア 中公新書2330
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チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア 中公新書2330

伊高浩昭(著者)

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チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア 中公新書2330

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2015/07/25
JAN 9784121023308

チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア

¥220

商品レビュー

3.7

8件のお客様レビュー

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2022/06/02

革命に勝利してもそれで終わりではない。旧政府側の勢力はいつでも巻き返しを計っているだろうし帝国主義も黙っていてはくれない。それに内部での路線対立もある。アメリカ大統領がケネディでなかったらカストロ体制は崩壊していただろという著者の指摘からも常に紙一重だったことがわかる。 この奇跡...

革命に勝利してもそれで終わりではない。旧政府側の勢力はいつでも巻き返しを計っているだろうし帝国主義も黙っていてはくれない。それに内部での路線対立もある。アメリカ大統領がケネディでなかったらカストロ体制は崩壊していただろという著者の指摘からも常に紙一重だったことがわかる。 この奇跡のような革命をアフリカやラテンアメリカでも起こそうと行動し、最後はボリビアに散ったゲバラ。キューバに残りカストロの右腕としての彼を見てみたかった。

Posted by ブクログ

2018/10/14

すごく面白かったです!!!淡々とした形で、史料と関係者へのインタビューをもとに事実を追っていっているのですが、それが面白い。印象に残った部分がいくつもありました。 ・先妻と後妻。後妻アレイダが、先妻イルダと初めて顔を合わせた機会について、自著に記した言葉。:「私が想像していたイル...

すごく面白かったです!!!淡々とした形で、史料と関係者へのインタビューをもとに事実を追っていっているのですが、それが面白い。印象に残った部分がいくつもありました。 ・先妻と後妻。後妻アレイダが、先妻イルダと初めて顔を合わせた機会について、自著に記した言葉。:「私が想像していたイルダ像は崩れ落ち、私の自尊心が強まった。この人は恋敵にはなりえないと確信した」 ・1959年にゲバラさんが日本に来た時、ある商社の若い社員だった小松右京がスペイン語通訳として応対。小松右京の自著の言葉:「彼が死んだとき、あの深海のように底知れぬ深みをたたえた瞳と、砂糖を売る際に示した非常な熱意を思い起こさざるを得なかった」。広島訪問では「なぜ日本は米国に対して原爆投下の責任を問わないのか」と広島県職員に質し、フィルム4本を費やして広島を写真で記録した。 ・ゲバラさんらキューバ使節団一行は、日本側から夫人用に御木本真珠を贈られたが、ゲバラさんは個人で店に行き、前妻イルダのために同じものを買った。 ・ゲバラさんはけっこう外遊しており、1960年に北朝鮮で金日成主席にも会っている。その際にゲバラさんが記したこと:「朝鮮は最も印象深い国だ。都市には何もない。北朝鮮は死でできた国だ」 ・ゲバラさんの有名な写真は31歳のときのもので、写真家アルベルト・コルダがとらえた一瞬の表情。 ・「ケネディ政権は危機収束直後の11月初め、池田勇人首相の日本政府にキューバとの国交断絶を働きかけた。エドゥウィン・ライシャワー駐日大使が大平正芳外相に提案したのだが、外相は即答を避け、結局、国交断交はなかった。正しい判断だった」 ・ゲバラさんが1965年、カストロさんに宛てた「別れの手紙」は、ゲバラさんが意図せずすぐに、しかも不本意な改竄が加えられて公開され、それがゲバラさんの有名な革命標語として残っている(←改竄の点は取材に基づく著者の自説ですが説得力がありました) ゲバラさんは、イケメンで、メモ魔で、大変な勉強家で賢くて、熱心でアツすぎて、喘息もちで、でもとても魅力的な人だと思いました。キューバを出てボリビア遠征に行く過程もしっかりと描かれていて、ゲバラ日記の位置づけもわかりました。

Posted by ブクログ

2018/08/28

【感想】 中二心をくすぐるにはうってつけのキャラ・ゲバラ。 「革命=ゲバラ」という概念が現漂うあたり、彼が現世に与えた影響はとても大きい。 ただ、今のラテン・アメリカを見るあたり、彼の活動によって国自体が何か好転したのかと思うと、?マークが出てくる。 彼の争いの結果、なにが生ま...

【感想】 中二心をくすぐるにはうってつけのキャラ・ゲバラ。 「革命=ゲバラ」という概念が現漂うあたり、彼が現世に与えた影響はとても大きい。 ただ、今のラテン・アメリカを見るあたり、彼の活動によって国自体が何か好転したのかと思うと、?マークが出てくる。 彼の争いの結果、なにが生まれたのか、なにが変わったのか、いまだによく分からない。 ただ、「生きがい」だけは強く持っていたんだろう。 そしてそれに向かって日々邁進していたんだろう。 自分の生まれた意味を知り、それに向かって生きていけた点。 そして後世に名を遺せたというあたり、男冥利に尽きるだろうなー 決して革命戦争を起こすつもりはないが、自分も頑張らねば・・・・ 【内容まとめ】 1.アルゼンチン生まれの革命家エルネスト・チェ・ゲバラ 2.大学医学部を卒業し医師資格を取得し、「手術するメスを銃に替え、肉体の患部ではなく社会の病根を断つ」と28歳の時キューバでの革命戦争に異邦人ながら参戦。 【引用】 アルゼンチン生まれの革命家エルネスト・チェ・ゲバラ(1928~1967)の生涯を描いたもの 大学医学部を卒業し医師資格を取得し、「手術するメスを銃に替え、肉体の患部ではなく社会の病根を断つ」と28歳の時キューバでの革命戦争に異邦人ながら参戦し、30歳で英雄になった。 貧困に苦しむ人々や虐げられた人々を救い、新しい社会や国を創る「革命という正義」に身を投じたチェは、革命家であふことを「人生最高の姿」と誇りにしていた。 悲観も楽観もせず、ひたすら社会正義実現のために邁進するチェ自身のような「新しい人間」を21世紀に向けて生み出していきたいと願っていた。 p31 9ヶ月間のグアテマラ体験は、エルネストの人生の転換点となった。 激しい戦闘、暴力こそが敵を倒し、ラテンアメリカを解放する唯一の手段だと認識したのである。 「広大なラテンアメリカでの当てのない旅路は、思った以上に私を変えた。グアテマラで革命家になり始めた。」と後に記す。 p65 なぜキューバで戦っているのか? 「私の祖国はラテンアメリカ全体だ。 どの国であっても、その解放のために戦うという民主的努力を払わねばならないと考えていた。 武闘以外に解放手段がないから戦っている」

Posted by ブクログ

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