経営者のための電力マネジメント入門 経営者新書

冨樫浩司(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎メディアコンサルティング
• 発売年月日: 2015/07/01
• JAN: 9784344972773

商品レビュー

2016/05/15

著者は冨樫氏、電力サービス会社？の経営者。

感想。
入門編として読むには良かった。

備忘録。
・電力料金の仕組み。
基本料金＋電力量料金＋再生可能エネルギー発電促進賦課金
基本料金はデマンドで決まる契約電力量で設定される。
電力量料金は、電力量単価×使用電力量±燃料費調整差額
・企業向けの料金体系は電力会社側で勝手に決めている？A〜Fの6段階で。→これは基本料金のことか
・産業用→工場向け。業務用→ビルや百貨店、スーパー、病院向け。それぞれ使用電力量によって、特別高圧、高圧大口、高圧小口、低圧に区分される。ゆえに、例えば「業務用高圧小口」とかになる。
・特別高圧は、契約電力が2000kw以上、電圧が2万V以上。電柱でわなく鉄塔に流れているやつ。
・高圧大口は、500kw以上特別高圧以下で、電圧が6千V。通常は変圧器で電圧を下げて使う。
・高圧小口は、500kw未満で、電圧が6千V。一般的な業務用はこの辺らしい。高圧小口は2005年に自由化。
・低圧のイメージは街の診療所とか。店舗や家庭向けの低圧のことを特に「電灯」というらしい。この前自由化されたのがこの低圧。
・デマンド制度。最大使用電力量で基本料金が決まる。ピーク電力使用量をカットし電気代を下げるのをデマンド効果というらしい。
・スマートブレーカーとか、デマンド効果を狙った機器の代表格。
・新電力会社は認可制ではなく登録制なので、2015年4月時点で654社も存在する。うち売電実績があるのは71社。
・今後の注目は蓄電システムだと。特に車。

2015/08/24

電力コストが３割増しになってる今、蓄電池やスマートブレカーなど電力の消費を抑える小道具や、太陽光や風力などの新しい発電について、経営者の視点からそれらをいかに活用し電力消費量を抑えるかって話。