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ロリア侯爵夫人の失踪
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 水声社 |
| 発売年月日 | 2015/07/01 |
| JAN | 9784891769574 |
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ロリア侯爵夫人の失踪
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
チリの奇才、ホセ・ドノソが超大作(別荘)を脱稿した後に、作家自身が単純に書く喜びを思い出すために書いた(と本書の解説にある)軽妙な小説。 ニカラグアのスペイン大使の美貌の娘が、スペイン貴族の青年侯爵に嫁ぐが、青年の不慮の死により新婚生活はあっという間に終わりを告げる。 異邦の地...
チリの奇才、ホセ・ドノソが超大作(別荘)を脱稿した後に、作家自身が単純に書く喜びを思い出すために書いた(と本書の解説にある)軽妙な小説。 ニカラグアのスペイン大使の美貌の娘が、スペイン貴族の青年侯爵に嫁ぐが、青年の不慮の死により新婚生活はあっという間に終わりを告げる。 異邦の地で、妖しい親族とその友人たちに囲まれ、心も体も満たされぬ若き侯爵夫人は、次第に幾人かの男と関係していくが、満たされることはない。 おそらくドノソ自身がパロディとして楽しんでいるのであろう。全編を覆う性愛描写は、蕾であるとか、三流エロ小説のような苦笑せざるを得ない描写。それがこれでもかと出てくる。 若き侯爵夫人の男関係の迷走感と、それら三流エロ描写が、ここでは思わぬ「おかしみ」を演出しており、単純に笑えてしまうところが不思議だ。 気を張らずに、変な小説を軽く読みたい方にお勧め。
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中編。佳作。艶笑。 バタイユの小説ほどに沈着な思索はない、 バルガス・リョサ「継母礼讃」ほどに美学的ではない、 ドノソのポルノはただただ品がなく下卑ていてグロテスクな笑いがある。 新婦とのアイコンタクトでチョイ悪オヤジのアルマンサが若夫婦の公然ペッティグを窃視するとか、笑いすぎて...
中編。佳作。艶笑。 バタイユの小説ほどに沈着な思索はない、 バルガス・リョサ「継母礼讃」ほどに美学的ではない、 ドノソのポルノはただただ品がなく下卑ていてグロテスクな笑いがある。 新婦とのアイコンタクトでチョイ悪オヤジのアルマンサが若夫婦の公然ペッティグを窃視するとか、笑いすぎて失禁したブランカに見せつけるようにアルチバルドが尿を啜って髭を濡らすとか、笑わずにはいられない。 ただのポルノかと思いきや、精悍な犬のルナに生活が荒らされるところから(言及されずとも)ブランカは未亡人生活から精神的にも踏み外していた。 まったく煙のように消えてしまい、説明もない、鮮やかな幕切れで、サスペンドされる。
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セ・ドノソの第6長編。分量的には中編と言った方がいいか。 どちらかというと気軽な読み物といった性格の強い小品で、先頃、邦訳が出た『別荘』や、代表作と言われる『夜のみだらな鳥』とはまったく趣が異なっている。 『訳者あとがき』にもある通り、性衝動がテーマのひとつなので、作中には色っぽ...
セ・ドノソの第6長編。分量的には中編と言った方がいいか。 どちらかというと気軽な読み物といった性格の強い小品で、先頃、邦訳が出た『別荘』や、代表作と言われる『夜のみだらな鳥』とはまったく趣が異なっている。 『訳者あとがき』にもある通り、性衝動がテーマのひとつなので、作中には色っぽいシーンも頻出するが、そこには空虚感もつきまとうのが特徴だろうか。
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