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日本人とはなにか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2015/07/01 |
| JAN | 9784309247175 |
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日本人とはなにか
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
日本人の精神風土に深く触れる内容が魅力の一冊で、著者独自の視点が光ります。柳田國男の未収録文集として、彼の考えや文化に対する洞察が詰まっており、読み応えがあります。文章は必ずしも易しいものではなく、理解には少し時間がかかるかもしれませんが、その分、著者の意図を探る楽しさがあります。特に、戦後70年を迎えた今、彼の視点から日本人のアイデンティティを考える良い機会となるでしょう。柳田の作品に興味がある読者には、特におすすめの一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
最近増補新版が出て存在に気がついた。全集未収録文集らしい。2回増補されたが、そちらは高価だし、図書館にも無いので、2015年元版を紐解いた。 「柳田は、〈日本人とは何か〉と聞かれて付和雷同、事大主義と答えている。民俗学のたどり着く結論がこれでは、この学問をやって何の意味があるん...
最近増補新版が出て存在に気がついた。全集未収録文集らしい。2回増補されたが、そちらは高価だし、図書館にも無いので、2015年元版を紐解いた。 「柳田は、〈日本人とは何か〉と聞かれて付和雷同、事大主義と答えている。民俗学のたどり着く結論がこれでは、この学問をやって何の意味があるんですか?」 ずっと昔に、民俗学の恩師にそう噛みついた。ということは、「明治大正史世相篇」のレビューに書いた。その根拠となったインタビューが、この本に載っているのではないかと期待したのであるが、なかった。残念である。 ただ、「日本人とは」という論文に、ほぼそれと同趣旨のことが書かれてあった。曰く。 「日本では島国でなければ起こらない現象がいくつかあった。いつでもあの人たちまかせておけば、われわれのために悪いようなことはしてくれないだろうということから出発して、それとなく世の中の大勢をながめおって、皆が進む方向についていきさえすれば安全だという考えが非常に強かった。いってみれば、魚や渡り鳥のように、群れに従う性質の非常に強い国なのである。そのために相手が理解しようがすまいがむとんじゃくに、自分の偉大さを誇示するために難解なことばをもって、ややすぐれた者が、ややすぐれない者を率いる形になっておったのでは、真の民主政治がいつまでたってもできる気づかいはないのである。せめてわれわれの仲間だけは一つ一つについて、より具体的にマスコミュニケーションというものの長所と弱点を、真剣に考えてみなければならない。こういうことこそ、無識であった世の多くの人たちを、というよりも文字にあまり縁のなかっ人々を対象にして、今日までの変遷を知ろうとする民俗学をやる諸君が、真先に考えばならぬ大切な問題だと考える。」 読んでわかると思うが、難しい漢字・言い回しを一切使っていない。それでいて、70年前の文章だけれども、現代令和の民俗学徒や私たちに向けて書いたようにも感じる。 この大勢主義(事大主義)を克服するためには、先ず「人間生活と直接結びついた基礎教育」が必要であり、特に誰にでもわかる言葉を習得する教育の必要性を柳田は説いている。 この論文では「提案」は、それだけである。勿論大切なことではあるけれども、「それだけ?」というのが昔の恩師に噛みついた頃のわたしならば思ったと思う。ただ、柳田はもう一方では文学者なのである。末尾に國學院大学学生に対する講演録があって、「戦争の原因は何か」と訊かれて幾つは応えてはいるけれども、最終的に全くハッキリは答えていない。「全体で感じてくれ」と恐らく言っている。昔のわたしならば「誤魔化した」と思ったと思う。今のわたしは、これが柳田なのだ、と思う。論理の人ではない、のである。 笑いについて、家について、霊魂について、「日本における内と外の概念について」、自伝的事柄について縷々書いてある。その総ての何処かに「日本人とは」について書いている気がする。 例えば、 死後の世界の魂の在り方は、日本人と外国人は違う。転生という考え方は仏教を借りて日本にも根付いてはいるけれども、多くは我々の生活圏内の直ぐ近くに魂はいたのである。ラノベでは現在、転生ブームではあるが、彼らは果たしてお釈迦様の言う遠く寂光の浄土へいくわけではない。おりがあれば鬼や動物になってでも、現世と何らかの因果関係を結んでいるのではないか?とならば、ラノベも流行りの妖怪譚も「日本人とは何か」ということを示す一つのテキストなのかもしれない。 例えば、 「女性は一生のあいだに、男の誰よりももっとも多くの群れの助けを借りなければ生きていくことに困難を感じる場合が極めて多い」と柳田さんは言う。残念ながら70年後の現在も、この構造は変わっていないような気がする。だとしたら、ムラの中に様々にあった女性の相互扶助制度を、簡単に無くしてよかったのか、それに代わるものはないか、と柳田が現在生きていたならば言うだろうと思う。 と、だんだんとダラダラと文章を連ねている気がしてきたので、ここまで。
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最近、柳田國男が気になるので図書館で借りた。 本当は「遠野物語」が読みたかったが、ないのでこちらの本をとりあえず借りた。 あまり分かり易い文章ではなく、著者の言いたいことが私に伝わったかはあまり自信はない。 やはり「遠野物語」を購入して読んだ方が良さそうだ。
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柳田国男の全集未収録文集。どの文章も、日本人の生きてきた精神風土にふれる、柳田ならではの読み応えに充ちている。戦後70年記念出版。
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