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ルネッサンス史
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ルネッサンス史

西本晃二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会
発売年月日 2015/02/02
JAN 9784130210805

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2016/02/11

中世史の延長ではなくそれそのものとしてのルネッサンス時代の政治、経済、文化を都市毎に概説した一冊。文字通り「神をも怖れぬ」商人たちの利潤追求やその手段としての政治、特に教皇との対立、和解の歴史は本当に面白い。本書は特に海運都市、内陸都市、教皇庁ローマの3つに分類して、相互のつなが...

中世史の延長ではなくそれそのものとしてのルネッサンス時代の政治、経済、文化を都市毎に概説した一冊。文字通り「神をも怖れぬ」商人たちの利潤追求やその手段としての政治、特に教皇との対立、和解の歴史は本当に面白い。本書は特に海運都市、内陸都市、教皇庁ローマの3つに分類して、相互のつながりから、ルネッサンスの栄枯盛衰を検証する。その視野は英仏独にまで及び、国民国家の時代へと繋がっていく。 しかし、この本で著者がやろうとしていることは明らかに著者の力量を超えている。特に後半200p超は英仏独に割かれるが、他の本から持ってきたと思われる人物列伝に終始している。そこでは、イタリア半島のルネッサンスからの広がりという観点は最初の意気込みから大きく後退したものになっており、明らかに勉強不足である。 では本命のイタリア半島のルネッサンスはどうかと言えば、「商人の利潤追求」という概念があらゆる理由付けで濫用されている嫌いがある。例えば、ジェノヴァが発達した後衰退し、また内陸都市ほど芸術が発達しなかったことがほぼこの概念で説明される。あまりに決定論的であろう。この点と関連するが、折角都市毎の歴史を叙述するにも関わらず、類似のところにばかり重点的に記述されている。結局随所で似たような記述が散見されることとなる。大枠として3つの分類さえあれば説明できてしまい、折角の分量が台無しになっている。 また、最後の参考文献を見る限り、古典的なルネサンス概説書を底本にしており、新しい研究に目配りした跡に乏しい。そもそも史料による検証の姿勢がほぼほぼ皆無であり、時々出てくるのは史料として副次的なものでしかないマッキャベリ『君主論』やダンテ『神曲』である。 全体的に細部を分量でごまかした感の強い一冊である。

Posted by ブクログ

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