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吸血鬼と精神分析(下) 光文社文庫
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吸血鬼と精神分析(下) 光文社文庫

笠井潔(著者)

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吸血鬼と精神分析(下) 光文社文庫

定価 ¥990

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784334769369

吸血鬼と精神分析(下)

¥935

商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/01/05

「どんでん返し」はなく、予想通りとまでは行かないけど、なんとなくありそうな想定の範囲内な結末。 それってありなのかなあ。と思わないでもない。 前作や前々作のようなナディア・モガールの推理披露は少ない。ナディアが読者を矢吹駆の現象学的アプローチの思考へと案内する役割をうまく担って...

「どんでん返し」はなく、予想通りとまでは行かないけど、なんとなくありそうな想定の範囲内な結末。 それってありなのかなあ。と思わないでもない。 前作や前々作のようなナディア・モガールの推理披露は少ない。ナディアが読者を矢吹駆の現象学的アプローチの思考へと案内する役割をうまく担っている。 要するに、今作はナディアがウザくない。 ナディアに対するストレスがほとんど無かったのは読みやすさと読後感に直結している。 衒学趣味も過去作よりは濃くなく、推理的手法としての「現象学的アプローチ」にも説得力がある。 テーマが比較的理解しやすいことも要因かもしれないが、ナディアを案内役としつつ難解になりすぎない神学論と精神分析論を土台としたミステリーとなっていた。 ただ、イリイチが名探偵コナンの「悪の組織」を彷彿とさせるのは僕だけなのだろうか。 そのせいで何だかチープな黒幕に感じてしまう。

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2021/09/25

多重人格症状や母性的信仰、それに対する父性的な精神分析解釈をミステリー仕立てにするなんて、著者の試みや知識量にただただ敬服します。 衒学的なのはもう恒例であるので、我慢いたします(笑) 「信じるものは救われる」って思えてるうちはまだ幸せなんですね。 神様なんていないのに、でも...

多重人格症状や母性的信仰、それに対する父性的な精神分析解釈をミステリー仕立てにするなんて、著者の試みや知識量にただただ敬服します。 衒学的なのはもう恒例であるので、我慢いたします(笑) 「信じるものは救われる」って思えてるうちはまだ幸せなんですね。 神様なんていないのに、でも祈るしかない状態なんて苦しいですよね。 2023年11月1日 だからタイトルが「吸血鬼」と「精神分析」なのね。 終盤になって理解しました。 屍体から抜いた血なのか、血を抜いた屍体なのか DRACを指示する屍体なのか、屍体を指示するDRACなのか、 分身症状の本質直感はなんだろう カケルの現象学的推理がシリーズ史上最高に入り組んでいるような気がします。 他のシリーズも読み返したい。

Posted by ブクログ

2018/11/12

ようやく読了。511ページの長編下巻で、京極堂シリーズのようにむちゃくちゃ長いわけではないけど、文章難しくて読み終わるまでに10時間近く掛かった。上巻も約8時間。でもその分面白かった。 解決までどんでん返しが繰り返されるんだけど、紙の本だと残りページがどれくらいか分かるので、「あ...

ようやく読了。511ページの長編下巻で、京極堂シリーズのようにむちゃくちゃ長いわけではないけど、文章難しくて読み終わるまでに10時間近く掛かった。上巻も約8時間。でもその分面白かった。 解決までどんでん返しが繰り返されるんだけど、紙の本だと残りページがどれくらいか分かるので、「ああまだ解決しないな」と予測できるのが残念。内容のせいではないので、本書は電子書籍で読むべき。

Posted by ブクログ

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