![パリの聖月曜日 19世紀都市騒乱の舞台裏](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001736/0017366930LL.jpg)
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パリの聖月曜日 19世紀都市騒乱の舞台裏
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 1982/06/10 |
JAN | 9784582474053 |
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パリの聖月曜日
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Guinguetteとは何か、それはパリを取り巻く堅牢な市壁と60ほどの市門(barrière)での破格の入市税徴収に対する労働者たちの抵抗として19世紀にとりわけ広まった、「関の酒場」のことであると、喜安は述べる。安酒を呷るべく活況を帯び始めるギャンゲットの日、「この日は常打...
Guinguetteとは何か、それはパリを取り巻く堅牢な市壁と60ほどの市門(barrière)での破格の入市税徴収に対する労働者たちの抵抗として19世紀にとりわけ広まった、「関の酒場」のことであると、喜安は述べる。安酒を呷るべく活況を帯び始めるギャンゲットの日、「この日は常打ちの芝居小屋や旅芸人の小屋の稼ぎどきでもある。市が立つ日でもあり、見世物の出る公園での馬術演技や池でのボート遊び、ドッグ・レースなどが呼び物となる。道路沿いには、九柱戯、富くじその他の小屋が並ぶ。この情景は、田舎の村祭りを想い出させるものであった。いつもはつましい生活をしている労働者も、この日は関の酒場に家族そろって出かけるのを楽しみにしていたのである。」つまりは当時過酷を極めた日々の労働からの解放の場であったのである。 ところで、この「関の酒場」に集まるのは、必ずしも週末に限らなかった。仕事初めの月曜日にこそ、仕事をさぼって呑みに行く労働者たち、彼らにとってそれは「仲間の日」であり、「聖月曜日」と呼ばれていた。そしてこの場所がストライキ運動の重要な拠点として機能していたことが本書の後半で明かされる。 いずれにしても19世紀のフランス文学を読むための、あるいはそれらが生み出した社会を知るための、これは必須の参照文献ではなかろうか。ネルヴァルやらユゴーやら、ボードレールやら、初期マラルメやらを読む手助けとなるはず。
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パリっておしゃれで奇麗で素敵! ってイメージが有るけど、実は…。『路地裏の大英帝国』と合せて読むとおもしろいと思う。
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