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武器ビジネス(上) マネーと戦争の「最前線」
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武器ビジネス(上) マネーと戦争の「最前線」

アンドルー・ファインスタイン(著者), 村上和久(訳者)

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武器ビジネス(上) マネーと戦争の「最前線」

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 2015/06/25
JAN 9784562051816

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4

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2017/11/23

大変骨が折れました。 まず私が知らない世界の出来事であること。 そして、人名が(特にサウジアラビアの人々)が、人間関係の複雑さと相まって混乱してしまうこと。サウジアラビアの王子多すぎ! さらに、訳があまりこなれていないこと。 今のこの文は、誰視点で書かれているのか?と何度も読み返...

大変骨が折れました。 まず私が知らない世界の出来事であること。 そして、人名が(特にサウジアラビアの人々)が、人間関係の複雑さと相まって混乱してしまうこと。サウジアラビアの王子多すぎ! さらに、訳があまりこなれていないこと。 今のこの文は、誰視点で書かれているのか?と何度も読み返した。 けれど、それでも読んでよかったと思う。 半分も理解できてはいないけど。 まず武器を作っている側の問題。 国連の常任理事国の国々をはじめ、いわゆる先進国がせっせと武器を作って、紛争地域、内戦の行われている国や場所に売りつける。 政治的な問題として、同盟国に売るのはまだわかるが、利益を売るために敵にも売りつけるというのは倫理的にどうなのか? それにしても、アメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアのどの国もが武器を輸出して国を潤しているのなら、国連が存在する意味ってあるのかなと、改めて思う。 武器を買う側の問題。 今まさに戦っているのならば、それは武器が必要だろう。 けれど、簡単に武器が手に入るから虐殺が行われてしまうこともある。 さらに、当面敵がいない場合でも、武器商人たちの甘いささやき〈つまりキックバックや各種サービスの提供)により、必要もない武器を買わされることも多々ある。 性能が悪くて価格が高い、特定の企業の武器がよく売れるのはそのためだ。 そんな武器で戦わねばならない軍人はいい面の皮だ。 最も多くのページを割かれ、分かりにくかったのが、武器ディーラーまたは武器ブローカーといわれる仲介業者たち。 彼らは本来合法的であるはずの商取引で、違法行為の好き放題。 ということは、かかわってしまった国は、自国の違法行為を隠ぺいするために、国家を挙げて彼らを匿うわけだ。 手違いで逮捕されることになっても、すぐに釈放される。 または、監視のゆるい監獄に移送される。 法の上での正義より、国家の利益が優先という強弁で捜査を打ち切ったイギリスには心底がっかりだ。 国家の利益? 武器製造業の労働者の雇用の安定を守るためなんだって。 自分たちの汚職のしっぽをつかませないためじゃなくて。 “イギリス政府の積極的な黙認と保護を受けた〈BAE〉の武器取引の事件では、その事実とは、武器取引がその負担にもっとも耐えられない世界の多くの地域で貧困化と受難をもたらすということである。その結果を耐え忍ばねばならないのは、高給取りの企業重役でも、政治家でも、政府の役人でもない。財源の無駄遣いと、民主主義と法の支配の衰退のツケを払わされるのは、購入国と売却国の普通の市民なのだ。”

Posted by ブクログ

2015/08/04

サウジ流のアメリカへの投資、その究極の狙いはイスラエルとアメリカの関係に対抗するためのサウジ、アメリカの連帯。

Posted by ブクログ

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