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子守唄 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784488216054 |
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スウェーデンの作家カーリン・イェルハルドセンの長篇ミステリ作品『子守唄(原題:Vyssan lull)』を読みました。 カーリン・イェルハルドセンの作品は6年前に読んだ『パパ、ママ、あたし』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 眠るようにベ...
スウェーデンの作家カーリン・イェルハルドセンの長篇ミステリ作品『子守唄(原題:Vyssan lull)』を読みました。 カーリン・イェルハルドセンの作品は6年前に読んだ『パパ、ママ、あたし』以来なので久し振りですね。 -----story------------- 眠るようにベッドに横たわる母と二人の幼い子ども。 だが喉の傷と大量の血が、彼らが殺されたことを物語っていた。 母親は結婚してスウェーデンにやってきたフィリピン女性。 夫とは別れ、女手ひとつで子どもたちを育てていた。 捜査線上に浮かんだ、被害者と親しかったらしい謎の男性。 一家が住む高級アパートを買ったのはその男なのか? ハンマルビー署、ショーベリ警視以下捜査陣は、衝撃の事実にたどりつく。 好評シリーズ第3弾。 訳者あとがき=木村由利子 ----------------------- 2010年(平成22年)に刊行された作品……ショーベリ警視シリーズの第3作です。 ベッドの上に横たわる母と二人のかわいらしい幼い子ども……まるで安らかに眠っているような微笑ましい光景、、、 だがよく見るとぱっくり開いた喉笛の傷とこびりついた大量の血が彼らが無残にも殺されたことを物語っていた……母親はスウェーデンにやってきて結婚したフィリピン人女性キャスリーン・ラーション。 夫クリステルとは別居し、女手ひとつで2人の子どもを育てていた…… だが彼らが住んでいたのは、かなりの高級アパート、、、 別れた夫からの援助はなかった……キャスリーンがやっている清掃の仕事では、いくら割がよくても、こんなところに住めるはずがない。 彼女の周囲に元夫以外の男性の存在が浮かぶ……アパートを買ったのはその男なのか? やがてハンマルビー署のショーベリ警視以下捜査陣は、衝撃の事実にたどりつく……。 メインとなる殺人事件を軸に物語は進むのですが、ところどころに何者かに監禁されていると思われる男性の視点、幸せそうな夫婦と隣家の子どものエピソードが挿入され、これらがどう繋がっていくのか興味を持って読み進めました……またメインの殺人事件だけでなく、ショーベリ警視の知られざる過去、家族の秘密や誤解から不仲になっている2人の刑事ペトラ・ウェストマンとジャマール・ハマドの関係、そして、突然行方不明となった警部エイナール・エリクソンのこと、、、 ハンマルビー署の刑事たちの事情が少しずつ明かされつつ、一部のことは殺人事件にも繋がっていきます……なかなか衝撃的な展開でしたねー 面白かったです。 本シリーズは8作目で完結しているらしいのですが……翻訳されているのは3作目まで、残念だなぁ。
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そういう事だったのか……。 ショーベリが、この事件はきっとこうに違いないと確信した辺りから、すっかり気分が彼と同調していて、とてもスリリングだった。 一つは終わり、もう一つも終わり、でもそこから一つが始まり、他の一つは引き続いていく。早くこの先が読みたい。 でも全部...
そういう事だったのか……。 ショーベリが、この事件はきっとこうに違いないと確信した辺りから、すっかり気分が彼と同調していて、とてもスリリングだった。 一つは終わり、もう一つも終わり、でもそこから一つが始まり、他の一つは引き続いていく。早くこの先が読みたい。 でも全部で8冊らしいのだけど、これまでの3冊は年に1冊ペースだったのに、昨年は刊行されておらず、ちゃんと最後まで翻訳版が出版されるのかとても心配。宜しくお願いしますよー。
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スウェーデンの好評ミステリ。 ハンマルビー署、コニー・ショーベリ警視シリーズ、3作目。 ベッドで眠るような姿で発見された母と子ども達。 母親ケイトは結婚のためにフィリピンから来た女性だった。 夫とは別れ、女手で二人の子どもを育てていたのだが、それにしては高級なアパートだった。 ...
スウェーデンの好評ミステリ。 ハンマルビー署、コニー・ショーベリ警視シリーズ、3作目。 ベッドで眠るような姿で発見された母と子ども達。 母親ケイトは結婚のためにフィリピンから来た女性だった。 夫とは別れ、女手で二人の子どもを育てていたのだが、それにしては高級なアパートだった。 別れた夫は気力をなくしたような目つきをしていて、かなり年上。 捜査を進めるショーベリらは意外な展開に驚愕することに‥ ショーベリは子沢山の平和な家庭を築いている穏やかな男。 だが最近、とある大きな迷いを抱えていた。 父親を早くなくし、母親は昔のことを語らず、自身も子供の頃の記憶がほとんどない。 それには、ある事情が‥ 部下の女性刑事ペトラは1作目で自らが被害に遭い、そのことを公に告発はしないと決めたものの、完全には克服できないでいた。 同僚ハマドが事件に関わっていると疑いながら、確かめることはできずにいる。 冷たくされているハマドは、事情がわからずにいたが‥? 北欧のミステリとしては分厚すぎることもなく、比較的とっつきやすいのでは。 ショーベリの生い立ちが明らかになって母親と話し合えたのは良かったけど、何か考えさせられます。 大きな問題が起きてしまった後で、その重さを受け止めかね、人生が変わってしまう‥ 事件の人間関係とも響き合う、切ない内容でした。 3部作で終わる予定だったのは、ショーベリの幼い頃の問題がここでいちおう解き明かされるからかな。 好評だったのと、ペトラの問題は書ききれずまだ続く!ので、延びたってことでしょうか。 8作で完結したそうです。
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