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耳の傾け方
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩崎学術出版社 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784753310913 |
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耳の傾け方
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
「聴くこと」やら「受容」「共感」やら それらついて書いた本は山ほどある。 本書はその中でも都市の主要駅のような存在になりそうな予感がした。すなわち,心理実践に忙しく"快速"で駆け巡るような日常にあっても,何度でも足を止めて再考したい内容であった。 ーーー ...
「聴くこと」やら「受容」「共感」やら それらついて書いた本は山ほどある。 本書はその中でも都市の主要駅のような存在になりそうな予感がした。すなわち,心理実践に忙しく"快速"で駆け巡るような日常にあっても,何度でも足を止めて再考したい内容であった。 ーーー P118 …クライエント(Cl)の語るところを聴き続けることは,Clが持ち込む内的世界の中に,転移の中に生きることに必然的になっているのです…そして,それは…情緒の嵐に入り込むことですから,面接者のこころには強い不快感や苦痛も発生します……それは,Clのこころの世界に居て,その世界に出会うことです。
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1月から読んできた本の感想をまとめてアップします ある先生が紹介していた本 気になって読んでみました サラッとはなかなか読めない深い本でした 付箋部分をご紹介します ・丹念な学習と訓練(p6) ・患者/クライエントに学ぶ(p7) ・クライエント/患者の思いを聴くことこそ...
1月から読んできた本の感想をまとめてアップします ある先生が紹介していた本 気になって読んでみました サラッとはなかなか読めない深い本でした 付箋部分をご紹介します ・丹念な学習と訓練(p6) ・患者/クライエントに学ぶ(p7) ・クライエント/患者の思いを聴くことこそが重要だからです。思いこそが彼/彼女のこころの実体であり こころから表出されているものなのです。思いとは、感情・フィーリング、思考、空想が合わさって 形作られています(p19) ・この没入して聴く、あるいはクライエント/患者の思いをそのままに受け止め、そのままついていくという姿勢に 一旦到達できるか、それをある程度の時間維持できるようになるか(p50) ・私たちがクライエント/患者の話に耳を傾けながらも「それは、その人にとっての心的事実である」という視点が 確保されることです(p53) ・ふたつの視座からの双眼鏡(p58) ・私たち自身の感情ーとりわけ、苦痛な触れたくないものーに触れていくことが前提として求められるからです(p66) ・自らが触れえたこころの深みまでしか、他社のこころは理解できない(p74) ・自己分析を日常的に続けていることが、私たちのこころを、他社の思いに開かれたものにしてくれるのです(p77) ・クライエント/患者の深い思いを鋭く感知すると同時に、離れて見ることができること、自分のこころの動きを 意識化できることも、専門職としてのこころの臨床家であるなら当然求められます。 私たちは、私たちがこころの危うさに近接しているかもしれないことをわかっていなければなりません(p80) ・他者に共感し受容するには、他者のこころに真に触れるには、何よりも私たちが私たち自身のこころに 真に触れていることが必要です。たとえそれが強い痛みを私たちに感じさせるとしても、必要なのです。 そしてそれは、私たちがこの仕事に就いている限り、続けられていなければなりません(p89) ・人と人が出会うことは、それが明らかな形であろうと密やかなものであろうと、両者のこころに刺激を与えます(p107) ・心垢、つまりこころの垢のことですが、この心垢をすっかり落としたこころが無心なのです(p109) ・私たちは、聴くことの難しさから、目の前のクライエント/患者から、学び続けるしかないのです。 それしかないのですが、その貴重な機会を私たちは持っています(p111) なんだか、ブログアップのために、少し読み返して、気持ちがシャンとしたわ
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※このレビューにはネタバレを含みます
心を病む患者に対応するこころの臨床家のための聞き方。 基本となる、共感と受容のための支持的な聞き方の4ステップ。 ・批判を入れず、ひたすら聴く。他者の靴に足を入れる。 ・客観的に聴く。~とこの人は思っている。 ・自分の共通感覚と重ねて味わい理解する。 ・同じ感覚にあるずれを感じ取る。なぜ、こう考える。なぜこうする。 心の本質にさらにせまる精神分析的リスニングの3ステップ。 ・受身的に流し聴く。 ・平等に万遍なく漂う注意を向けるor向けない聴き方。 ・五感で転移を感知する。 単なる理論、方法論にとどまらず、カウンセリングの事例に沿って、どのように受け止めたのかが紹介されている。 ここまで専門的に聴くテクニックを身に着ける必要性も感じないし、経験とスーパーバイザーが不可欠となれば素人には無理だと思うが、そうした専門的な聞き方の世界に触れることができたのは貴重だった。 16-37
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