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夏の子供 魚住くんシリーズ Ⅴ 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/06/01 |
| JAN | 9784041017692 |

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商品レビュー
4.9
18件のお客様レビュー
榎田先生の作品は、読めるものは読んだ。中学の時に読んだ宮廷神官物語が初めて手に取った作品だった。高校になって読み直して、妖琦庵夜話も読んで、その後に交渉人も、ラブトラも、猫とメガネも死神シリーズも読んだ。その上で魚住と久留米の5作を読んだ。 原点だと思った。先生の作品には、どうし...
榎田先生の作品は、読めるものは読んだ。中学の時に読んだ宮廷神官物語が初めて手に取った作品だった。高校になって読み直して、妖琦庵夜話も読んで、その後に交渉人も、ラブトラも、猫とメガネも死神シリーズも読んだ。その上で魚住と久留米の5作を読んだ。 原点だと思った。先生の作品には、どうしても死が薫る。伊織先生にも、芽吹さんにも、鶏冠にも。その中で彼らは""自分""であろうとして、生きていた。もがいていた。その源流にいたのが、先生の中にいた魚住なんだと思った。 魚住は、生きるのが下手である。いや、下手というより、あれだけの惨事を引き受けた身の上でありながら、引きずられずに生きていられる点においては生きるのが上手なのかもしれない。それでも、久留米と、マリさんや大学院の人たちと関わることによって魚住は、川の中から引き上げられた。清濁を合わせ飲んで、感情を表す術を得て、自分のトラウマと共に生きていく。少しずつ、""上手""に生きていこうとするのである。 魚住の一歩一歩が、彼にとっても大きいものであるだけでなく、読者である私にとっても大きいものであった。いつか、取らないといけない選択がある。のらりくらりと流されていてはいけない大きな選択がある。そのときに、私はどうするのか。院進を目指す今だからこそ読んで大きな影響を受けてしまったと思った。 榎田先生の文章は、淡々とする中に大きなものを隠す。重い過去、恋心、そして生きる意志。なにか迷ったときに戻ってきたい碇のシリーズだなと思った。読んでよかった。
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シリーズ5作目、最終巻! ああ…魚住くんと久留米はそういう選択をしたんですか…。 二人のやりとりをハッキリとは描かず、第三者目線からの描写で読者に想像させる演出が憎い! 続きが知りたいけど、きっと二人は…他のみんなも幸せにやっていくんだろうな。 最初から最後まで、魚住くんに...
シリーズ5作目、最終巻! ああ…魚住くんと久留米はそういう選択をしたんですか…。 二人のやりとりをハッキリとは描かず、第三者目線からの描写で読者に想像させる演出が憎い! 続きが知りたいけど、きっと二人は…他のみんなも幸せにやっていくんだろうな。 最初から最後まで、魚住くんに付きまとう、死と別れの気配。それとどう向き合っていくのか、受け入れていくのか、読者も一緒になって考えてしまう、良作だと思います。これがデビュー作だなんて、榎田ユウリ、恐るべし! すこーしネタバレ。 やはりね、別れだけじゃなくて、出会いもきちんと描いてくれている。死ぬ者がいれば、生まれる者もいるんである。そういう希望のある描き方が好きなんだよなあ。 これはきっと、何年か後に読み返すと思う。Kindleで読んじゃったけど、紙の本で欲しくなるなあ。
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魚住くんシリーズ Ⅴ 魚住に突如現れたPTSDの症状。心療内科にかかり、自分と向き合う魚住は、久留米に頼らず一人で病を克服していく。痛みを誰にも転嫁せず、誰をも恨まず、失なわれたものに拘泥せず、得られたものを数える彼の強さ。 あまりの自然体に、周りの者は愛されずにはおれない。...
魚住くんシリーズ Ⅴ 魚住に突如現れたPTSDの症状。心療内科にかかり、自分と向き合う魚住は、久留米に頼らず一人で病を克服していく。痛みを誰にも転嫁せず、誰をも恨まず、失なわれたものに拘泥せず、得られたものを数える彼の強さ。 あまりの自然体に、周りの者は愛されずにはおれない。太一との夏の交流がいい。大人目線でなく、同じ親を失った子供目線で接するからこその太一との信頼関係にホッとする。 アメリカ留学後、教授になって凱旋帰国の魚住と予備校生になった太一の再会シーンもジーンと来る。そしてマリの近況も。安岐さんの子じゃなかったのは残念だけど。 失われる命もあれば、新たに生まれる命もあるというラストは、あまりにも希望に溢れて嬉しくなった。魚住がマリちゃんの子につけた名前はなんだったのかなぁ〜。
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