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王朝 書物の王国19
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王朝 書物の王国19

芥川龍之介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 1999/08/14
JAN 9784336040190

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商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2024/04/21

安西均の詩「鶯」がとにかくいい。 好きだな…花聟の神…梅がこぼれる… あと『十訓抄』より「蜂飼の大臣」面白いな…。

Posted by ブクログ

2022/04/21

「手枕」のみ読了。本居宣長が松坂で「源氏物語」の講釈をしていた30代前半、六条御息所との馴れ初めの部分を擬古文で書いた短編。そこには意表を突いた筋書きはなく、熱烈な「源氏物語」信奉者である本居宣長はその世界に参加してみたくなったのでしょう。紫式部の庭に小さな石を添えてみるような気...

「手枕」のみ読了。本居宣長が松坂で「源氏物語」の講釈をしていた30代前半、六条御息所との馴れ初めの部分を擬古文で書いた短編。そこには意表を突いた筋書きはなく、熱烈な「源氏物語」信奉者である本居宣長はその世界に参加してみたくなったのでしょう。紫式部の庭に小さな石を添えてみるような気持ちですね。そういえば、ユルスナールもそんな気持ちで書いてみたのでしょうか。

Posted by ブクログ

2012/08/19

元はといえば、今年来日している「真珠の耳飾りの少女」。グイド・レーニが描いたとされる「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」と類似点があることから、この絵から着想を得たとする説もある。ベアトリーチェ・チェンチは実在の人物で、暴虐の限りを尽くす父親を、義母と共同で殺害した尊属殺人の罪に問...

元はといえば、今年来日している「真珠の耳飾りの少女」。グイド・レーニが描いたとされる「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」と類似点があることから、この絵から着想を得たとする説もある。ベアトリーチェ・チェンチは実在の人物で、暴虐の限りを尽くす父親を、義母と共同で殺害した尊属殺人の罪に問われて1599年に処刑されている。 年来、読んだことがないけれど興味があった久生十蘭がチェンチの事件を元に、舞台を平安朝に移して書いた作品(「無月物語」)があり、それが本書に入っているとのことで借りてみた。 この「書物の王国」シリーズ(全20巻)は今回初めて知ったのだが、何だかこだわりを感じるシリーズで、ラインナップも「架空の町」「夢」「王侯」「月」「植物」「鉱物」「人形」「美少年」「両性具有」「同性愛」(第1巻~第10巻)と何だかすごい。収録されているのは、各テーマに関連する新旧取り混ぜた短編小説や和歌・詩など。 「王朝」の巻はきらびやかさより怪しさが勝る。全体として、華やかな王朝文化の陰に魑魅魍魎や物の怪が跋扈する、「闇」が印象に残る作りである。「闇」の中でもっとも怖いのはやはり人の心の「闇」。 個人的におもしろかったのは以下。 ・「応天炎上」(小松左京):伴氏(大伴氏)没落のきっかけとなった応天門の変(866年)に題材を取った作。SF作家だとばかり思っていたのだが、小松左京は歴史小説も書いていたのか・・・。若き日の菅原道真が紀長谷雄とともに、応天門の変の謎に挑む。在原業平も重要な役所で登場する。道真の才気煥発な若さが楽しい。 ・「夢魔の森」(小沢章友):陰陽師・土御門典明は法王に取り憑いた魔を払う。しかし魔は執念深く、絵師・良達の娘、桔梗に取り憑く。夢の森の中、魔と闘う典明に勝ち目はあるか。そして魔の正体は。 闇に向けて叫んだ声がすべて吸い尽くされてしまうような怖さがある。道尾秀介をちょっと思い出した。 ・「蘆刈」(海音寺潮五郎):都を騒がせる盗賊がついに捕まる。詮議をすることになった平資康は、賊の意外な正体に気付く。なぜ悪事に手を染めるようになったかを問いただす資康に、賊が語った身の上話とは。 本書中、個人的にはこれがベストだった。物語の中に、今昔物語説話の1つが織り込まれている。安心させるかと見せて不穏な空気を残し、どちらに転ぶか不安定な幕切れもよい。 その他 「虫愛づる姫君」:「姫、生まれる時代を間違えましたね」のひと言。さぞかし生きにくかったことだろう。それでもなお自らの考えを貫き、これはこれで幸せだったものか。 「鶯姫」(谷崎潤一郎):美しい姫君への賛美が谷崎らしい感じがする。 「曠野」(堀辰雄):これは今ひとつ、ぼんやりした話で、私にはパンチが感じられなかった。いや、パンチを目指しているわけではないのだろうが。好みと合わなかったというところか。 「無月物語」(久生十蘭):本書を読むきっかけはこの話だったのだが、題材が陰惨だったせいか、あまり惹かれなかった。主人公の男が掴みきれず、かといって得体の知れない怖さを感じるというわけでもなく、いささか半端な印象。花世(=ベアトリーチェ)や公子(義母)にも感情移入できなかった。十蘭は心情を排除した渇いた筆致が特徴らしいので、こういうものなのかもしれないが。別作品もいずれ読みたいとは思うが、この作品を読んで早く次を読みたくなったという感じではない。 この巻の編者である須永武彦による「夢の通い路」と解題も興味深く読んだ。犀星・芥川・堀辰雄らと王朝物語の再生についての話が特におもしろかった。

Posted by ブクログ

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