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アンナとわたりどり
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 西村書店東京出版編集部 |
発売年月日 | 2015/06/04 |
JAN | 9784890139514 |
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アンナとわたりどり
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝アンナはときどき、自分のことを渡り鳥みたい、と思います。渡り鳥は、温かいお日様を追いかけて、春には北へ、秋には南へ向かいます。アンナの家族もおんなじです。仕事を求め、春には北へ、秋には南へ向かいます。...知らない町の知らないひとに、じろじろ見られることが、よくあります。アンナは何だか、恥ずかしくなります...大地に根をおろして暮らすのって、どんな感じかな?...夏がすぎ秋になると、渡り鳥は、また旅立ちます。そしてアンナも、旅立ちます・・・〟季節労働者の家族の絆と、多感な女の子の想いが静かに伝わる絵本。
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カナダには200を超える民族が生活しており、移民が人口に占める割合がとても高いことや、季節労働者の事情も全く知らなかった私が読んだ、この絵本は、季節労働者の家族の娘、「アンナ」が自身の人生をわたりどりになぞらせながら、期待と不安を織り交ぜた心象風景を描いています。 空き家に残る...
カナダには200を超える民族が生活しており、移民が人口に占める割合がとても高いことや、季節労働者の事情も全く知らなかった私が読んだ、この絵本は、季節労働者の家族の娘、「アンナ」が自身の人生をわたりどりになぞらせながら、期待と不安を織り交ぜた心象風景を描いています。 空き家に残る人の気配や、人々の話し声を気にはするが、どこか冷静に客観視している佇まいや、時に自然や動物に立ち替わる想像力で、家族の姿を温かく捉えていたりと、どこかユーモラスで、かつ、周りをしっかり見ているアンナの姿勢には、何か惹かれるものがあった。 木の感情に自らを入り込ませ、その気持ちを推し量ろうとしたのも、外にいて自然の存在を身近に感じられるからこそ、できるのだろうな。 また、絵本全体にある、パッチワークのようなデザインには、折り紙を思わせる和のテイストもあり、その素朴で優しい感じは色合いも同様で、それがよりアンナの人間性も表しているように感じられたのは、絵を担当している、「イザベル・アルスノー」の力が大きいのだろうと思われ、彼女の他の作品にも興味が湧き、特に、季節労働者には季節労働者の良さや幸せだってあるのだろうと思わせられた、最後の軽やかな絵は、とても印象に残った。
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マクシーン トロティエ (著), イザベル アルスノー (イラスト), Maxine Trottier (原著), Isabelle Arsenault (原著), 浜崎 絵梨 (翻訳) カナダとメキシコを往復するメノナイト派の家族
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