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ウォール街の物理学者 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2015/06/05 |
JAN | 9784150504335 |
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ウォール街の物理学者
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
えっ、ウォール街で物理学を!?出来らぁ!な本作。 物理学というと天文学や量子力学とかをイメージするけど、金融の世界で求められる「モデル作成」と「数学的能力」を兼ね備えた物理学者たちが活躍する…という感じかな。 一人一人に焦点を当てて、彼らの歴史や提唱した理論を説明してくれるのは分かりやすくてGood。 少し考えれば当たり前だけど、完璧な「モデル」を作ることはできない。現実に限りなく近づけることは出来ても、やはりどこかでエラーが出てしまう。それが致命的になるのが複雑系(カオス系)であり、雪だるま式に事象が膨らむ経済界ともいえるわけだな。 今でこそアルゴリズムを使う<クオンツ>達は色んな分野で受け入れられるけれど、やはりそれを切り開いていった人たちはいる。完璧なモデルなどないけれど、それを一歩ずつ近づけていく科学という歩みの話でした。 10年くらい前の本なのでしょうがないけど、リーマン後の金融動乱についても知りたかったなぁ。つかやっぱりリーマンショックを一概にモデルのせいにするのはどうかと思うけど。アレはハイリスクな商品を証券という形で見えにくくした銀行側に責任の一端はあるんじゃーねーのとか。
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タイトルの通り、金融工学の歴史である。 どこかで聞いたことがあるなーという感じで、新鮮味はあまりないかな。 株価という人間の(汚い部分?)行動がかかわっている現象に物理学がどのように応用できるのか。 株価はランダムに動くという仮説は正しいのか。 ちなみにランダムにも規則正しい...
タイトルの通り、金融工学の歴史である。 どこかで聞いたことがあるなーという感じで、新鮮味はあまりないかな。 株価という人間の(汚い部分?)行動がかかわっている現象に物理学がどのように応用できるのか。 株価はランダムに動くという仮説は正しいのか。 ちなみにランダムにも規則正しいランダムとそうでないランダムもある。ここらへんが物理(数学)を経済学に応用できる良い例なのかもしれない。
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金融に物理学者、数学者がどうやって貢献してきたかを時系列に追っている。どんな優れた道具も使い方次第、というのが中核にあるメッセージであり核技術はそのアナロジーともとれる。内容は例が豊富で平易に書かれているため数学や物理がわからずとも理解できる。
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