たった一度の人生だから 新版

日野原重明(著者), 星野富弘(著者)

• 販売会社／発売会社: いのちのことば社
• 発売年月日: 2015/06/01
• JAN: 9784264033103

商品レビュー

2024/05/25

　スゴイ作品を見つけたと思いました！！2018年に105歳で永眠された医師の日野原重明さんと、先月に78歳で永眠された星野富弘さんの対談集です。2006年当時94歳の日野原重明先生が、群馬県みどり市の当時もうすぐ60歳になるという星野富弘さんを訪ねた時の対談集です。

　お二人の対談は、思わず笑顔になるような明るいあたたかい雰囲気を持ったものでした。でも、深いんですよね…。

　・私たち人間はいずれは「死ぬ生きもの」なのです。
　　…死を受け容れながらも、その日が来るまで、
　　今日をどのように生きようかと考えるのが、
　　深い生き方ではないでしょうか。　　日野原

　・たった一度しかない自分の人生だから、社会がどうあろうと、
　　人が何を言おうと、そんなにひるむことなく、
　　大切な自分の人生を、志をもって進んでいけたらいい。　星野

　尊敬してやまないお二人…天国で対談の続きをしておられるのかもしれませんね…。

2023/03/26

前向きに何かを期待する気持ちがあるなら、心が健康だということです。
病んでいても、健康感を持つことがとても大切です。
人は、病むことや悩むことによって感性が磨かれていきます。
日野原先生の冒頭文。本当に素晴らしい。
この本も赤線だらけになってしまった。
授業で取り上げようと思う。
では、以下本に書き込んだ感想。
素晴らしい本だった。改めて自分の命を人の為に役立てたいと思った。私は授業や生徒との触れ合いを通して人の為、世界の為になって行こうと行動している。
やはり原点は、日野原先生の生き方から学んだのだと思う。
退職前に先生の本と出会えて良かった。今「幸せ過ぎて怖い」と思える日々を送れているのも先生のお陰なのだ。先生から受けた教えをしっかりと生徒に伝えて行こうと思う。まさにハーフタイムに先生の本と出会い、新たな人生をスタートさせることができた。
先生は「ゆるす」に「恕す」という漢字を使われていた。私の如くあなたを思いゆるす。だとすると「赦す」よりも適するのだろうか?調べて考えてみようと思う。
人はみな死が自分の体の中に宿っている。それを意識して生きていけたらより深い生き方ができる。その通りだと思う。
富弘美術館に行こうと思う。富弘さんのこともしっかりと生徒に伝えて行こうと思う。

2019/12/29

たった一度しかない人生をどのように過ごすか、自分の志を持ち歩んでいく、とても考えされられました。
「恕す」という行動。まだまだ自分にはできないことだけどできるような人になりたいな。