公器の幻影
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公器の幻影

芦崎笙(著者)

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公器の幻影

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784093864152

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商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2016/04/16

迫力のある作品です。 大手新聞社の若手遊軍記者が臓器移植を巡る政治腐敗に迫る内容。 本の帯にある「正義か、信条か、功名心か。」のように、真っ直ぐな主人公の記者としての苦悩がよく表れています。 臓器移植の問題を通して、死生感について考えさせられました。 必死に治療を施されてきた患者...

迫力のある作品です。 大手新聞社の若手遊軍記者が臓器移植を巡る政治腐敗に迫る内容。 本の帯にある「正義か、信条か、功名心か。」のように、真っ直ぐな主人公の記者としての苦悩がよく表れています。 臓器移植の問題を通して、死生感について考えさせられました。 必死に治療を施されてきた患者が脳死状態になったとたんに移植を待っている患者へのドナーとなること。 脳死状態であり、臓器などは動いているのに死と判定され、摘出が始まること。次の人の命のために、ドナーの人としての死が早められているのではないかとの問いかけ。 呼吸が止まり、心停止した時を死と考えててきた日本の死生感と臓器移植の考え方にズレがあることを改めて認識させられました。 死を悼む人、移植を待つ人。人の生が誰かの死によって成り立つことの難しさを感じます。 人の死とは何をもって死とできるのか。 本書を読んでの私見ですが、脳死であれ心停止であれ、家族や近しい人が受け入れた時なのではないかと感じます。受け入れるという言葉で一律にまとめられるものではないかと思いますが、法令の条文で決めるにはまだまだ我々は考えなければならないことが多いのだと思います。

Posted by ブクログ

2016/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東西新聞社会部の鹿島謙吾は、中国の西安で金銭が絡み死刑囚の臓器が日本人患者に移植されているという事実を突き止める。 記事を掲載すると、中国政府は強く反発し、日本国内でも臓器提供の要件緩和を目指す法案が動き出す。 臓器移植法案をめぐり蠢く政治家たち。 鹿島はさらに脳死判定におけるデータ改竄と違法な政治献金を追うが、それを公にすることは移植手術を待つ患者たちの希望を打ち砕くことにもなるのだ。 正義か、信条か、功名心か、鹿島の決断は……。 (アマゾンより引用) 臓器移植って結構ややこしい取り決めがあるんだなぁ 私は自分が死んだあとなら何でも好きに持ってってと思ってるんだけど、残された人たちが亡くなった人の身体を切り刻むのは我慢ならないって思う気持ち、この本読んで初めて「そういう思いもあるんだな」と思った。 私が死んだあとに残された人がどう感じるかは分かんないけど、健康に生きてる私だから、死してなお誰かの役に立てるのなら嬉しいんだけど…

Posted by ブクログ

2016/01/25

臓器提供に伴う杜撰な脳死判定の情報隠蔽、臓器移植を推進したい病院からの見返りの政治献金問題をスクープした大手新聞社記者の葛藤を扱った作品。「起承転結」の〆の部分の盛り上がりに欠けるところが残念!

Posted by ブクログ