![さらば、ヘイト本! 嫌韓反中本ブームの裏側](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001734/0017348380LL.jpg)
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さらば、ヘイト本! 嫌韓反中本ブームの裏側
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | トランスビュー |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784907239145 |
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さらば、ヘイト本!
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
排外主義を煽るいわゆる「ヘイト本」がなぜ出てきては消えることを繰り返すのか。 このことを「ヘイト本」がどのように作られるのか、作り手がどんな人たちなのかという視点から説明してくれる本。
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嫌韓中本に関わる6本の原稿をまとめた本 出版社、編集者、執筆者といった出版に直接かかわった人々について調べた内容が中心。 内容としては、嫌韓中本が商業出版された経緯、デマゴギーへの非難、といったところ。 彼らが憎むヘイト本と同じように、敵が悪で愚かであるかについて語ることに熱...
嫌韓中本に関わる6本の原稿をまとめた本 出版社、編集者、執筆者といった出版に直接かかわった人々について調べた内容が中心。 内容としては、嫌韓中本が商業出版された経緯、デマゴギーへの非難、といったところ。 彼らが憎むヘイト本と同じように、敵が悪で愚かであるかについて語ることに熱中するスタンスにはちょっとうんざりさせられた。 左、右、どちらの側に立っている人間も、殴りやすい悪を求めているだけなんじゃないかと、うすら寒くなる。 ヘイト豚でも蹴とばせ、とか、ネットの書き手は相手をナメてる、といった言葉の選び方は支持できない。 後は、ろくでもない本の出版に関わる人をリサーチして問題点を叩くというのは非難しやすいが、出版が成立する理由は、送り手ではなく受け手にあると思う。 なぜ、愚にもつかない関東大震災で朝鮮人が日本人を組織的に襲撃したなんていう嘘が出版されて一部の人に受け入れられているかというと、それを読んで、真面目に信じる人が居るから。出版は読み手が相当数いなければできないが、書き手は電波系の人間が1人居ればどうにでもなる。 しかしながら、この本では受け手の存在は積極的に隠ぺいされ、編集者の「最近は嫌韓本を読む人が少なくなった」 という意見が積極的に引用される。これでは、嫌韓本をめぐる構図はなかなか掴めないのではないかと思う。
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本書の成立過程について、巻末に掲載されている おわりに エピタフ、そしてマニフェストへ に述べられています。本書編集者の木瀬貴吉さんが「宝島とガロで育った」と告白し、その宝島社と青林堂が「ヘイト化」していると嘆いておられます。 本書の編集にあたっては90年代前半までの別冊宝島...
本書の成立過程について、巻末に掲載されている おわりに エピタフ、そしてマニフェストへ に述べられています。本書編集者の木瀬貴吉さんが「宝島とガロで育った」と告白し、その宝島社と青林堂が「ヘイト化」していると嘆いておられます。 本書の編集にあたっては90年代前半までの別冊宝島を「手本」としているという。 「全体の「作り」については、別冊宝島がもっていた賑やかさ、切り口の目新しさ、そして書き手の視点を最優先させることを見習った。書き手によって文体が異なったり、またカタログ的な章があったりする点も、かつての別冊宝島の空気感を醸していると自負する」 さらに書き手については 「多彩な作家が集った旧青林堂の梁山泊感(そのような日本語があればの話だが…)が再現できたのではないだろうか」 宝島もガロも知らない私にはよく分からない形容なのですが、本書が読みやすかったのは確かです。 はじめに 嫌韓反中本ブームを蘇らせないために で、2015年現在、「嫌韓反中本」がオワコンになっている、と記述されています。 本当にそうか?2017年11月現在、とてもそうは思えないのですが。 実際、梅田の大きな書店に行って近現代史・ジャーナリズム・政治関係の棚を見てみると、「嫌韓反中本」に埋め尽くされています。 そして2015年に本書が徹底論破したはずの関東大震災の朝鮮人虐殺デマ説も、未だに力を持っています。 歴史修正主義は決してオワコンではありません。論破しても粉砕してもゾンビのようによみがえってきます。 これは言論による戦いです。良識ある人々は本書のような本を読んで正しい知識をつけ、歴史修正主義者のデマ宣伝に負けない強さを身につけなくてはなりません。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20171124/p1
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